春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜
桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。
絶景の夕日を眺めながら走る!
ハドソンリバーグリーンウェー
夕焼けに照らされた水面がオレンジから青へと変わりゆく。その美しさに思わず足を止め、スマホを向けるランナーの姿も。ハドソン川沿いにはマジックアワーを楽しもうと、たくさんの人が集まっていた。
ハドソンリバーグリーンウェーはマンハッタンの西側、バッテリーパークからフォート・ワシントン・パークを南北に走る全長12・5マイル(約20キロメートル)のランニングコースだ。
このコースの魅力はなんといっても美しいリバービューだろう。ランナーの青木佑樹さんのおすすめは、日没前に夕日を眺めながら走ることだという。「周回コースではないので、異なる景色がずっと続くのが良いんです」と、青木さん。
ランニングを始めたばかりの人にもうれしいのは、坂道がほとんどなく平坦で走りやすい点だという。川沿いにオープンテラスのカフェがあり、休憩スポットが充実していることも魅力の一つだ。
コースはバッテリーパークやハドソン・リバー・パーク、リバーサイド・パークなどいくつもの公園を経由する。全てを走り切るのは大変なので、自分に合ったコースを決めて、走るのが良いだろう。公園内の道は広々としているが、公園を出るとランニングロードとサイクリングロードが併用になるコースがあり、狭いルートもあるので接触事故に注意して走ろう。
青木佑樹さん
高校、大学時代に陸上部に所属。
2017年より日系企業のニューヨーク支店に駐在。
現在、コロンビア大学経営大学院に留学中。
19年にはシカゴマラソンを完走。
22年のNYCマラソン出場を目指す。
マンハッタンのビル群をバックに
ブルックリンブリッジ
マンハッタン、ブルックリン、遠くに浮かぶは自由の女神。ニューヨークの景色を一望できるランニングスポットといえば、ブルックリンブリッジだろう。距離は往復で2・5マイル(約4キロメートル)と短めなので初心者にもおすすめだ。
昨年まで橋の同じレーンに歩行者道と自転車道があったため、接触事故が多発していたという。しかしパンデミックの影響で自転車利用者数が急激に増えたことを受け、今年から歩行者用と自転車用の道が完全に分けられた。そのため以前より幾分かは、走りやすいコースとなった。
ランニング後にカフェが集まるダンボで休憩するのも良いし、疲れたら橋の入り口近くの駅から、すぐ帰路につけるのもうれしい。日中は観光客が多いので、走るなら平日の早朝をおすすめする。
早朝ランにぴったり
イーストリバーグリーンウェー
イーストリバー沿いはマンハッタンの東側、34ストリートのフェリー乗り場からバッテリーパークまでを走れる。12ストリートに着くとイーストリバーパークがあり、ウィリアムズバーグブリッジやブルックリンブリッジを見ながらランニングができる。途中、高架道路の下を走るコースがあり、狭くて車と近い地点もあるので注意しよう。
またロングアイランドシティー側のイーストリバー沿いにもランニングコースがあり、ペプシコーラの大きな看板や、春にはきれいな桜並木が見れるハンターズ・ポイント・サウスパークがある。川越しにマンハッタンを一望できるこちらのコースもおすすめだ。
ここではランナーの河本さんと青木さんが愛用するおすすめのランニンググッズを紹介してもらう。
河本さん推薦!
ランニングウォッチ
Garmin Forerunner 45S
レース用シューズ
Nike Air Zoom Alphafly Next%
青木さん推薦!
レース用シューズ
Asics Noosa Tri 13
ランニング用スマホケース
Armpocket Racer Plus Armband
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