紅茶をめぐる冒険
初秋の訪れとともに飲みたくなるのがポットで淹れた紅茶。茶葉やブレンドによって異なる香りと味は、私たちをくつろぎと恍惚の世界に誘い、またある時は懐かしい記憶を辿る道標にもなってくれる。極上の一杯を求めて、ニューヨーク紅茶めぐりの旅、はじまりはじまり。
コロナ禍でも一時帰国をする在米日本人は多く、また10月1日からワクチン接種証明書による日本帰国後の隔離期間が短縮されたこともあり、出張者も徐々に戻って来る見込みだ。そんな帰国の際、知っておくと便利なニューヨークならではのお土産、手土産についてチェックしよう! (取材・文/菅礼子)
長期化する新型コロナウイルス感染で日本へ帰国後の隔離措置などが引き続く中、ワクチンの普及により一時帰国する人や出張者も多くなってきた。
在米日本人が一時帰国の際にはアメリカならではのお土産を持ち帰るわけだが、お土産文化のある日本とは違い、ニューヨークで気の利いた代物を見つけるにはある程度の審美眼が必要となる。それでも全米最大都市のニューヨークはお土産・手土産の宝庫だ。
今回はマンハッタンを中心に、ブルックリン、トライステートの読者にアンケートを実施。一時帰国の際に買って帰るお土産や出張者が来た際におすすめするものを聞いた。
根強い人気はご当地限定の一品
アンケート結果では、「ニューヨークでしか買えない」「日本では手に入らない」商品がお土産として根強い人気を見せた。また、〝ばらまき用〟に重宝するのはリーズナブルな品だろう。
その中でもトレーダージョーズ、ホールフーズは人気だ。「ホールフーズのリップクリーム」(理由:かさばらないので配るのにいい/40代後半女性)、「METやトレーダージョーズ、ホールフーズの名前入りエコバッグ」(理由:お店のロゴが入っているのでお土産に最適/30代前半女性)、「ランドレスの洗剤」(理由:NY発のブランドなので/30代前半女性)、「LEGOニューヨークのキーチェーン」(理由:NYのロゴを使用しているので/30代前半女性)、「トレーダージョーズのヒマラヤピンクソルト」(理由:安いし喜ばれる/60代前半女性)。
また、ニューヨークならではのお菓子やその他食品もお土産として人気だ。「ジャックトレスのチョコレート」(理由:日本では手に入らないものなので/60代前半女性)、「デボーションのコーヒー豆」(理由:焙煎直後のフレッシュであることが必須だが、NY発のコーヒーで人気/60代前半女性)、「マストブラザーズのチョコレート」(理由:オシャレなパッケージが豊富/40代前半女性)。
トレンド感のある美容系やフードの需要も
回答者の90%近くが女性ということもあり、最新のお土産探しには女性が積極的なことがうかがえる。それにより「日本未上陸のコスメ&スキンケアを買ってきてほしい」というリクエストが多いとの結果も見られた。
「ジオーディナリーのスキンケア」(理由:リーズナブルで日本には正式に上陸していないため/40代後半女性)、「EOのハンドサニタイザー」(理由:日本ではなかなか見ない、コロナ禍に活躍する/40代前半女性)、「カイリー・コスメティクスのリップグロス」(理由:日本では手に入らないし、話題。発色もいいので/30代後半女性)、「フェンティのリップスティック」(理由:日本で発売していない、発色が日本にないようなものが多い/30代前半女性)。
また、出張者が日本から来た際は「セフォラ」「ウルタビューティー」、日本ではまだ浸透していないCBDオイル関連の製品などをお土産として探している人もいた。
お土産は時代を映す鏡
今年1月に就任したジョー・バイデン大統領の記念グッズもまだまだ新鮮だ。Tシャツやマグネット、マスクなど多くの商品がマンハッタンのお土産屋で購入可能。カマラ・ハリス副大統領との「BIDEN HARRIS」シリーズも人気だ。
また、ブラック・ライブス・マターや反アジアンヘイト、ヒスパニック文化遺産月間を支持する意味でも、ブラックやアジアンオーナーらのブランド商品をお土産に選ぶのもいいだろう。
お土産として定番人気のトレーダージョーズのヒマラヤピンクソルト
上品なジャックトレスのチョコレート
EOのハンドサニタイザーはフレッシュなラベンダーの香り
METのトートバッグは3色展開
ブルックリン発マストブラザーズのチョコレート
可愛らしいLEGOのキーホルダー
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