春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜
桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。
業界で働く3人に、前ページで紹介した今年のノミネート主要5部門を予想してもらった。
〈協力してくれた人〉
大作よりアート系作品の買い付け中心。日本の配給会社に勤務 Y/オリジナルストリーミング作品多数、大手配信サービス会社勤務 T/年間、映画100本以上の鑑賞は当たり前! エンタメライター M
今年の傾向
●コロナで劇場公開が少ない中、配信作品が特に多い。米国人はマイノリティー病かと思うほど、何か忖度が働いている気がする。無理に対面式じゃなくてもいいから、映画館を盛り上げるために、映画館で授賞式が観れるイベントを世界的にやったらいいのにと思う(Y)
●時代の流れや多様性の尊重がいかんなく発揮され過ぎて、忖度を感じるノミネートだが、過去が不公平過ぎたので、今年のような年もあってよいと思う。人種や国籍、配信と劇場といった対立を超え、映画文化に携わる者たちが一丸となって、コロナによるニューノーマルに挑むメッセージを授賞式では期待したい(T)
●例年、作品がどんどん地味になっているが、コロナによる映画館閉鎖の影響でさらに地味になった。オンラインをなるべく使いたくないという授賞式のプロデューサーたちが迷走中だが、どうやって各地をつなげるか気になる。恒例の華やかなレッドカーペットにも期待したい(M)
作品賞は、ほぼ確定!?
有力・・・「ノマドランド」
次点・・・「シカゴ7裁判」
期待・・・「ミナリ」
●作品賞は手堅く「ノマドランド」かと思うが、ラストの爽快感がいい「シカゴ7裁判」にも期待したい(M)
●「ミナリ」が本当に良かったので、本当は作品賞を獲ってほしい! (Y)
ほぼシナリオ通り?の監督賞
有力・・・クロエ・ジャオ
次点・・・リー・アイザック・チョン
●やはり各賞レースで受賞している、クロエ・ジャオは強い! (T)
●次回作に「君の名は。」のハリウッドリメイクを控えている、リー・アイザック・チョンの可能性も捨てきれない(M)
誰がとってもおかしくない。混迷する主演女優賞
有力・・・ヴィオラ・デイヴィス、アンドラ・デイ
次点・・・キャリー・マリガン
●体当たりの演技でビリー・ホリデイを演じた、歌手のアンドラ・デイか、“ブルースの母”と称される、マ・レイニーを演じたベテラン、ヴィオラ・デイヴィスか、2人の熱演に票が分かれそう(M)
●SAGを獲った、ヴィオラが有力な気がする。だが主演女優賞はサプライズが起きやすいので、キャリー・マリガンの可能性もあるかも!?(T)
主演男優賞は、大御所か急逝した人気俳優か?
有力・・・チャドウィック・ボーズマン
次点・・・アンソニー・ホプキンス
期待・・・リズ・アーメッド
●「羊たちの沈黙」以来、30年ぶりのアンソニー・ホプキンス(83歳)が本来は有力だが、流れができているチャドウィック・ボーズマンだろう(T)
●チャドウィックが獲るだろうが、「サウンド・オブ・メタル」のリズ・アーメッドの演技も素晴らしかったので、わずかな可能性に期待(M)
韓国初の受賞となるか⁉︎ 助演女優賞
有力・・・ユン・ヨジョン
期待・・・オリヴィア・コールマン、マリア・バカローヴァ
●親しみやすいおばあちゃんを演じ、魅力全快だったユン・ヨジョンがやはり最有力だろう(T)
●安定の演技力を披露した、オリヴィア・コールマンも素晴らしかった(Y)
演技派同士が接戦を繰り広げる、助演男優賞
有力・・・ダニエル・カルーヤ
次点・・・サシャ・バロン・コーエン
期待・・・レスリー・オドム・ジュニア
●サシャ・バロン・コーエンの存在感は抜群。「ボラット」と異なる演技も良かった(Y)
●ダニエル優勢だが、「あの夜、マイアミで」のレスリー・オドム・ジュニアにも期待したい(M)
先月5日より再開した映画館。大手シネコン「AMC」をはじめ、ミニシアター系の劇場も約1年のブランクを経て再開している。館内のスタッフはもちろん、場内も新型コロナガイドラインに沿って、安全・清潔に気を配っている。チケットはオンラインで予約可能。自動的に前後左右に他者が予約できないようシステムに組み込まれていたり、座席を絞って販売されている。どの劇場も昔と違い空いているのもうれしいが、やはり大きなスクリーンで観れることが醍醐味だ。
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〈開催期間〉
6月9日(水)〜20日(日)
tribecafilm.com
※チケット販売などは、ウェブサイトを確認
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