巻頭特集

まだ間に合うよ! 屋外サマーイベント

【映画】
夜空と映画、両方を楽しもう


ブライアントパーク ムービーナイツ

ニューヨークの夏の定番といえば、市内の各公園で開催される、屋外の無料上映会だろう。巨大スクリーンを前に、レジャーシートを敷いて、それぞれ持ち込んだ飲食と共にピクニック気分で過ごす。上映開始まで仲間たちと待つ、待ち時間もうれしいひととき。最近では、会場周辺にさまざまな国の料理が味わえるフードトラックも増え、鑑賞とフードの両方が楽しめるようになった。

中でも代表的な公園と言えば、、マンハッタン区ミッドタウンのブライアントパークで毎年開催される「ムービーナイツ」だろう。高層ビルの立ち並ぶ中にある同公園では、一年を通して催し物が目白押しだ。

 

 

高層ビルの明かりが、会場の雰囲気を盛り上げてくれる


今年からは提供がHBOからネットフリックスへと代わり、昨年までとは異なる作品が観れるようになった。最終上映日の12日(月)は、事前に4作品選ばれたうちの2作品をツイッターで最終投票(受付は6日(土)まで)。投票の多かった作品を上映する予定。当日、上映される作品はお楽しみとなっている。

 

 

ちなみに、同公園で観る時は、芝生でゆったり鑑賞が定番。穴場は周りに設置してある椅子に座り、左右から人混みを避けて観る、または、スクリーンから少し離れた階段付近でしっとり観るという方法もある。

ニューヨークに住んでいるならば、一度は行くべき屋外上映会場だ。

 

Bryant Park Movie Nights
8月5日(月)8pm*-
上映作品:「Anchorman」
8月12日(月)8pm*-
上映作品: ファン投票作品
*上映開始は日没頃のため、8-9pmの間にスタート予定

 


ルーフトップシネマクラブ

無料上映も魅力的だが、ルーフトップで優雅な時間を過ごしたいという人には、「ルーフトップシネマクラブ」がオススメだ。

記憶に新しいヒット作から往年のクラシックまで、幅広いジャンルの作品を上映している。また、ミュージカル映画などは一緒に歌う、「シング・ア・ロング」企画が実施される他、ラブロマンス映画の上映も多く、ガールズナイトに最適な夜が過ごせる。

 

座席は自由席なので、少し早めに行きベストポジションを確保しよう

 

まずはウェブサイトから観たい作品を確認。事前にチケットを購入しておけば、あとは当日会場に直行! ポップコーンやドリンクとパッケージになったチケットも発売しており、1人あたり25ドル程度と安価に購入できるのも魅力。

 

映画鑑賞スタートは夕暮れとともに。ステキなひとときを過ごそう

 

作品によってはすぐ完売というものも。気になる作品があれば、なるべく早めにチケットを購入しておいた方が良いだろう。先着順の自由席となるため、少し早めに行き、夕焼けを見ながらドリンク(有料)を飲んで上映までまったりと過ごして待つのも良い。少し肌寒くなっても、座席にブランケットも用意されているので、至れり尽くせりだ。スクリーンを前にポップコーンを抱えて座わり、上映スタートと同時にヘッドホンを装着。街中の騒音も映画の音にかき消され、ひたすら映画の世界に浸れる。

同イベントはニューヨーク以外に、ロサンゼルス、サンディエゴ、ヒューストンでも開催している。機会があれば、他会場の雰囲気も体験してみては?

 

ルーフトップで飲むお気に入りのドリンクは格別

 

Rooftop Cinema Club
60 W. 37th St.
rooftopcinemaclub.com
上映作品詳細はウェブサイトを確認

 

【その他の屋外上映情報】

■ニューヨーク各地で開催されている屋外上映

マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランドの公園などの屋外上映情報
・nycgovparks.org/events/free_summer_movies
・nycgo.com/things-to-do/events-in-nyc?categories=film-tv

■その他、公園以外の屋外上映

Seaport Cinema
上映は〜9月9日(月)
seaportdistrict.nyc/seaport-cinema.html

Rooftop Films
※有料上映上映は〜31日(土)
rooftopfilms.com

 

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1245

春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜

桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。

Vol. 1244

オーェックしよ

コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。

Vol. 1243

お引越し

新年度スタートの今頃から初夏にかけては帰国や転勤、子供の独立などさまざまな引越しが街中で繰り広げられる。一方で、米国での引越しには、遅延、破損などトラブルがつきもの、とも言われる。話題の米系業者への独占取材をはじめ、安心して引越しするための「すぐに役立つ」アドバイスや心得をまとめた。