ようやく気温も安定してきた5月。晴れた日は芝生の上でピクニックするのが気持ちいい季節。ピクニックといえども時には一つおしゃれに盛り上げたいもの。ここ2、3年で急成長しているピクニックビジネスの実態を覗いてみた。ランチやスナックを用意して、さぁ公園へいこう。
まだまだある！！注目のピクニックサービス テーマや予算を決めてオーダーしたら、あとはピクニックスポッ
Radio Bakery
行列がグリーンポイントの名物になりつつある!?
グリーンポイント地区に去年オープンした「ラジオベーカリー」はすでに遠方から訪れるファンも多いという人気のベーカリー。先日、地元の情報サイト「グリーンポインターズ」では、お目当てのパンを求めて並ぶ行列が近隣住民宅の入り口をふさいでいる状況を、住民は逆手に取りストゥープセールを始めたことを報じて話題になった。そんな同店のオーナー、ケリー・メンシンさんに話を聞いた。
Q. 同店はどのようにして誕生したのですか？
A. 私がロロズ（リジウッド地区にある人気レストラン）でパティシエをしていた頃の2021年にパンデミックが始まり、店内での食事に規制ができたため、急遽ベーカリー兼惣菜店をオープンせざるを得ませんでした。そこで私たちは、美味しいパン焼く経験を心から楽しみました。同時に適切な調理器具を備えたスペースでもっと多くのパンを焼けたらいいなと考えるようになり、こうしてラジオベーカリーは誕生したのです。私たちの使命は、お客様がベーカリーの雰囲気と香りを思う存分楽しみ、かつ効率的でオープンなスペースで、最も美味しくてユニークな商品を提供することです。
Q. ユニークな同店の名前の由来は？
A. 正直に言うと、名前を考えるのに苦労しました。オリジナルの店舗の雨覆いには、「ポーランドのテレビネットワーク」のような文字が書かれていたので、それからヒントを得て私たちはテレビ、音楽…ラジオというルーツにこだわり続けようと考え始めました。さらに、私たちはトランスミッターパークのすぐそばにあるので、ちょっとした運命を感じました。
Q. どのようにアイデアを出し、商品を開発するのですか？
A. 私たちのアイデアの多くは「思い出」に基づいています。「メープル＆ソーセージクロワッサン」は、ブランチプレートの最後の一口、メープルシロップとソーセージのグリースをたっぷり塗ったパンケーキが最高だという発想から生まれました。ちょっと甘くて、ちょっとおいしい、あの味です。料理本も読みますし、インスピレーションを得るためにインスタグラムも参考にしています。
Q. 同店人気の商品は？
A. 一番人気のパンは「スティラート」です。加水率の高いサワードウ種のフォカッチャを使用した「チャバタ」と呼ばれるパンになります。バゲットほどサクサクではなく軽くて食べやすいです。プレーン（5ドル）とセサミ（6ドル）があります。
Q. 今後の展望は？
A. ニューヨークの飲食業界コミュニティーからの温かい歓迎と、設立当初から私たちと一緒に成長してきた信じられないほど才能のあるスタッフにとても感謝しています。実はこの秋、プロスペクトハイツ地区のアンダーヒルアベニュー186番地に2店舗目をオープンする予定です。楽しみにしていてください！
ローステッドアスパラガス、スプリングフェタ、ピーペスト［13ドル］
春野菜のアスパラガスをローストすることで甘みが増し、新鮮なフェタチーズと絡み贅沢な前菜のようなサンドイッチ
ブッラータ、プロシュート＆バジル［15ドル］
フォカッチャ生地のパンとプロシュート、ブッラータチーズ全てがふわふわな食感のサンドイッチ。バジルの香りが程よく同店の人気商品
ツナサラダ、レモンゼスト、ペペロンチーノ［14ドル50セント］
ペペロンチーノの辛味がアクセントに効いた大人なツナサンドイッチ。バケットは子供でも簡単に食べられる柔らかさ。噛めば噛むほど生地の旨味が広がる
ルバーブ＆カスタードクロワッサン［7ドル］
甘酸っぱいりんごのような味わいのルバーブとバニラビーンズたっぷりのカスタードクリームが入ったデザートパイのようなクロワッサン
メープル＆ソーセージクロワッサン［ 7ドル50セント］
サクサクのパイ生地の中央にハーブの風味が効いた肉厚のソーセージがイン。塩気と甘味のバランスがグット
どんなに賑わっていても常に親切にパンの説明をしてくれるスタッフ
Radio Bakery
135 India St., Brooklyn, NY 11222
Raf’s
ミシュラン星獲得の一流レストランのチームがプロデュース
昨年3月、ノーホー地区のエリザベスストリートにオープンしたダイニング兼ベーカリーの「ラフズ」。ミシュラン星を獲得したアメリカンレストラン「マスケットルーム」の料理長とペイストリーシェフが手がけたことでも注目されている。一見イートインのみのレストランのようだが、レジ横に並ぶパンやペイストリーはテイクアウト可。ダイニングスペースも朝9時からオープンしており、朝食、ランチ、ディナーと幅広く楽しめる。
カヌレ［3ドル］
フランスの代表的な焼き菓子のカヌレは店によって洋酒の香りの強さがさまざまだが、こちらは強すぎず適度な風味。外側のカリカリ感と中のしっとりとした食感が絶妙
バーチ・ディ・ダーマ［1ドル］
キスマークのような見た目からイタリア語で「貴婦人のキス」という意味の焼き菓子。濃厚なチョコを挟むクッキー生地はサクサク食感で、手土産にも最適
タルトやスコーンなどぺイストリー系から、プロシュートとチーズを挟んだクロワッサンなど食事系までさまざま
Raf’s
290 Elizabeth St.
JM Bakery
フードコートの中にオープン!フレンチベーカリーで春のスイーツ探し
フードコート「オリー・オリー・マーケット」内にオープンした「JMベーカリー」はクラシックなフレンチスタイルのベーカリー。クロワッサンやバケットと合わせてクリームパフや季節のフルーツペイストリーなども並ぶ。
クッキーブレッド［ 6ドル］
韓国のクリームバンや日本のシュークリームを彷彿とさせるデザートパン
チェリー・カスタード・デニッシュ［ 6ドル］
濃厚なカスタードクリームと甘酸っぱいチェリーのデニッシュ。バターたっぷりの生地は贅沢
JM Bakery
601 W. 26th St.
