古くて新しい、とっておきのブルックリンへ

クラフトカクテルの真っ暗なバー(古くて新しい、とっておきのブルックリンへ 052)

ブルックリンのガイドブックの著者、安部かすみが、本で書ききれなかったことや、お気に入りスポットを紹介します。「大切な友人に紹介するとしたら?」という目線で選んだとっておき。今週はブッシュウィックにある「Yours Sincerely」です。


クラフトカクテルの真っ暗なバー

知り合いのクリエーターが「ブッシュウィックに、近隣のアーティストなどがよく集まるおしゃれなカクテルバーがある」と教えてくれました。聞けばただのバーではなさそうです。真っ暗な店内に引き込まれるように入りました。


タップは全部で31種類

店の看板には昔の趣のあるコカコーラ・マークがあり、一見「これ何の店?」と思いました。「昔キャンディーストアだったのを、前のオーナーがAirbnbとして使い、2015年大みそかに今の形態のバーになりました」と話すのは、店の代表マークさん。

バーカウンターにズラリと並ぶタップから、「Yours Sincerely」がただのカクテルバーでないことが分かります。聞けばここのカクテルはすべて「ドラフト」だそう。全部で31種類で、中にはクラフトビール、ウイスキー、赤&白ワイン、手作りソーダも。タップワインは飲んだことがあるけど、タップカクテルは経験なし。早速いただきました。

まずはホワイトラム、ライム、シンプルシロップなどで作られたダイキリの「Lab Rat(10ドル)から。フレッシュで飲みやすく、喉をリフレッシュしてくれます。

冬季は温かいカクテルも飲みたくなります。「Re-Animator」(11ドル)はイタリアの食前酒カルダマロに、ビターリキュールのブランカメンタ、コーヒー豆が入っていて、おなかの中から体を温めてくれます。

 

ホワイトラム、ライム、シンプルシロップなどで作られたダイキリ「Lab Rat」10ドル。ガラス製ビーカーに入れられているのは「軽量のため」。こちらは、毎日5〜8pmはハッピーアワーで5ドルに!

 

以前キャンディストアだった面影が残る

 

隠れメニューも

どれを注文していいか分からない場合も心配ご無用。メニューには「デシション・メーカー」(判断決定表)の図解があります。

例えば、軽くリフレッシングしたいか、思いっきり飲みたい気分か、好みの味は甘めかドライか、ハーブが効いたものか、トロピカルか…。きっと自分好みの味にたどり着けます。ぜひお試しを。

またあまり知られていませんが、メニューにブラックライトを当てると、隠れメニューも浮き出してきます。遊びゴコロいっぱいのバーです。

フードはないけど、隣のレストランからBYOB(持ち込み)してよいとのこと。良心的なのもうれしいです。

 

あまり知られていないが、実は裏メニューも!

 

マネージングパートナーのマーク・マクドナルドさん

 

 

All Photos © Kasumi Abe

 

 

 

 

関連記事

NYジャピオン 最新号