コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。
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フレグランスショップに行ってみよう
世界中からさまざまな香りが集まるニューヨーク。老舗ブランドから期待のローカルブランドまで、ここでしか手に入らないフレグランスをゲットしよう。
クリグラー
プラザホテル1階に1931年から店を構えるのは、知る人ぞ知る老舗フレグランスブランド「クリグラー」だ。観光客や在住日本人にも人気で、グレース・ケリーやジャクリーン・ケネディといったセレブも愛用してきた香りとして親しまれている。ちなみにジョン・F・ケネディは大統領就任時に31番「アメリカワン」をつけていたそう。
初代アルバート・クリグラーがロシアで創業した同ブランドは、世界各地にインスパイアされた香りが特徴で、アルバート氏がバイエルンでの休暇中に製作したジャーマンローズが香る06番の「エレガンタースワン」など、香りと共に世界中を旅することができる。
数々のセレブをとりこにしてきた香りの秘密は、オーデパルファムでも賦香率25%という香料の濃さにある。そのおかげで一度つけただけでも深みのある香りが持続する。「髪の毛や胸に香水を忍ばせるのがニューヨーカー流です」とアドバイスするのは、5代目社長のベン・クリグラーさん。
また、香水と同じ香りが気軽に楽しめるせっけんやキャンドルのホームフレグランスアイテムがあるのもうれしい。同店には、日本人スタッフも常駐していて、日本語での対応も可能。ショップに足を運んで新しい香りをチェックしてみよう。
Krigler
1 W. 58th St.
TEL: 212-371-1122
krigler.com
アエデスパフューマリー
1995年にウエストビレッジに創業した「アエデスパフューマリー」は、ニッチフレグランスを豊富に取りそろえたアートパフュームギャラリー。バロック調のアンティークの内装が印象的な店内には、美しい花々と共にさまざまな香水が並び、思わずうっとりしてしまうほどの艶麗な空間が広がっている。
「ck—1」などファッションデザイナーによるフレグランスがブームだった90年代当時、創業者のカール・ブラドルさんとロバート・ゲルストナーさんは、あえてニッチなメゾンフレグランスを集積したショップをオープンした。「ファッションフレグランスに飽きてしまった人たちに向けて、職人による上質なフレグランスを提供したいと考えました」とカールさん。
商品を押し付けるのではなく、お客との会話、パーソナライズを重視するため、カウンターサービスも設置。そのきめ細やかな対応で評判が広がり、同店にはクリエーターやセレブがアドバイスを求めにやってくることも少なくない。
世界中から集められたえりすぐりの香水やキャンドルは40〜50ブランドにものぼり、オリジナルブランドの「アエデス・デ・ベヌスタス」は、秋にリニューアルし新たな香りも仲間入りするというから要チェックだ。
Aedes Perfumery
16A Orchard St.
TEL: 212-206-8674
aedes.com
ブルックリン・キャンドル・スタジオ
ブルックリンをこよなく愛するデザイナーのタマラ・メインさんが2013年に創業した「ブルックリン・キャンドル・スタジオ」は、少数精鋭で一つ一つを手作りしている注目のローカルキャンドルブランド。
インダストリーシティーの一室にスタジオを構え、原料には再生可能なアメリカ産ソイワックスを100%使用し、キャンドルの芯や容器、ボックスにもリサイクル可能な素材を利用するなど、徹底的なサステナブルを掲げたキャンドルを日々生み出している。
自然を連想させるナチュラルな香りが多く、思わず部屋に飾りたくなるような優しい世界観のデザインも支持される理由だ。
また「KYOTO」など日本に着想を得た香りも注目。実店舗はなく、オンラインで販売を行っている。
Brooklyn Candle Studio
Email: hello@brooklyncandl estudio.com
brooklyncandlestudio.com
知ってる? 香水にまつわる豆知識
香水は体温に反応して揮発するので、手首や肘など脈打つ部位につけるのが基本だ。肌から15cmほど離し、1カ所につきワンプッシュくらいが目安。胸よりも下の位置につけた方が上品に香る。人と会うときはつけ過ぎに注意しよう。衣類の上からスプレーすると生地が痛む原因になるので、ジャケットの裏やパンツの裾につけるのもおすすめだ。
賦香率… 15〜30%
持続時間… 5〜7時間
最も香りに深みがあり、持続時間も長いのが特徴。
賦香率… 5〜8%
持続時間… 3〜4時間
軽やかに香り、オフィスにも使いやすいポピュラーなタイプ。
賦香率… 8〜15%
持続時間… 5時間前後
パルファンより軽やかだが、しっかりとした香りが長時間続く。
賦香率… 3〜5%
持続時間… 1〜2時間
オードトワレよりもさらにカジュアルなタイプ。
※賦香率とは香料の濃度のこと。各メーカーによって基準は異なる
※参考=日本フレグランス協会「フレグランスのABC」
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