2016/06/17発行 ジャピオン869号掲載記事

幸せ香りライフ

今月のテーマ

肉体の疲れを癒やす
③おなかにもアロマ!

 夏が近づき、薄着になると、ちょっと気になることも増えてきますよね。例えばポッコリと膨らんだおなか。便秘が続くと、下腹部が出てきてしまいます。便秘解消には十分な水分や食物繊維の摂取、運動などが重要ですが、そこに香りも取り入れてみましょう。

 残念ながら嗅いだだけでお通じが良くなるというほどパワフルな精油はありませんが、中には腸の蠕動(ぜんどう)運動や、消化酵素の分泌を促す薬効成分が含まれているものがあります。

 そんな成分が含まれた精油を使って、おへそ周りをマッサージしたり、温湿布をすると、腸の運動が活発になり、スムーズな排便を促すことができます。

ホリスティックの発想

 アロマセラピーの醍醐味(だいごみ)は、その「香り」そのものです。薬効成分は体に薬理的に作用しますが、香りの情報は直接脳を刺激し、自律神経のバランスを整える強いサポートになります。そして実は、自律神経はお通じにも深く関わっているのです。

 私たちは50メートル走で猛ダッシュしている時に、「トイレに行きたい」とか「おなかが空いた」なんてことは考えませんよね。それは交感神経(闘争や逃走時の神経)が優位な時は、体が消化や排せつを行わない仕組みになっているからです。

 お通じは副交感神経の仕事です。従って副交感神経を優位にし、リラックスできる香りを選ぶのがポイントです。もちろん、健胃作用や腸の蠕動運動を促す作用のある精油を選ぶのも良いでしょう。

 人間の体は全てがつながっていますから、ホリスティックに(全体的な視点をもって)考えていきましょう!

冷え性にさようなら

 ホリスティックに考えていくと、この季節には無関係に思える「冷え」も注意しなければいけないポイントになってきます。暑い夏はついつい薄着になり、エアコンの冷気に長時間さらされているため、意外にも冷えやすい時期なのです。血液やリンパ液の流れが滞り、体が冷えると、胃腸の働きもおのずと鈍ってきます。そのため、便秘を引き起こしやすくなります。

 暑さのせいで、冷たいものが飲みたくなりますが、この時期こそ温かいハーブティーを飲みましょう。これからはフレッシュハーブが出回るシーズン。摘みたてのミントやバジル、ローズマリーにお湯を注いで入れるフレッシュハーブティーがおすすめです。これらシソ科のハーブは、胃腸との相性が良く、消化を助け、腸の働きをサポートする特性があります。

 フレッシュハーブ特有の清涼感と香りが楽しめる、贅沢(ぜいたく)なひと時も一緒に味わってください。

桜本リエコさん

LOHASコーディネーター、ARC認定アロマセラピスト。プライベートシェフとしても活動。www.yuruloha.com

今週の精油

バジル(Basil)

【学名】Ocimum basilicum【科名】シソ科【抽出方法】水蒸気蒸留法【産地】フランス、ベトナム【ノート】ミドル【香りの系統】ハーブ系【香りの強さ】強 【効能】強力な抗痙攣(けいれん)作用と消化促進作用が特徴。胃痙攣や便秘、下痢の時など、腹部に塗布すると痛みが和らぐ。自律神経を調整する作用にも優れている。高濃度だと皮膚刺激があるため、ごく少量で用いること。妊娠・授乳中の使用は避ける。

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