Peaceful Resonance 響き合う魂、争わない心

〈第3回〉Peaceful Resonance- 響き合う魂、争わない心

先月2日より10日間、ニューヨークに滞在しました。今年五度目の滞在ですが、今回は仕事に集中するため、少々長い滞在期間を設けました。拠点国以外でのビジネス開始には、ビザ取得や日本の業務体制をの整備、現地の人脈整理や今期の仕事の組み立てなど入念な準備が必要で、実際かなり大変な作業でした。

ビジネス再開に向け始動!

準備は昨夏のビザ申請から始まりました。ビザに関しては、8年前からイーストビレッジ地区で飲食店を経営し(現在はコロナのため閉店)、他にもビジネスの実績があるため、難なく取得。課題は日本で行っているさまざまなビジネスの整理、そして日本の会社組織の強化を命題に、今年2月までの間急ピッチで作業を行ってきました。幸いにも山蔭HIRO君や小笠原正和君のような優秀な人材を得ることが出来、こうしてニューヨークでのビジネスを本格的に再始動することが出来ました。感謝ですね。そんな訳で先月2日より、山蔭君、小笠原君、そして沖縄の生徒(私は日本各地でビジネススクールを開いています)の吉村光浩くんと四人でニューヨークにやってきました。

まず一番最初に行ったのは、ニューヨークで契約するクライアントの身分照会です。米国で働く日本人はover stay(ビザ失効)している場合も少なくなく、そのような人と契約を結べませんので、人脈の整理をコツコツ進めました。

また、ニューヨークで拠点となる会社の所在地の視察も必要でした。私は霊能者ですので、霊的に磁場の悪い土地に拠点は置けません。霊能者は通常の人よりもオーラの層が弱い分、悪い気もダイレクトに被ります。一度被ってしまったら、しばらく身動きも取れなくなるくらい体調を崩してしまいます。具体的には、人が多く集まる雑多な場所や、地下鉄のような狭くて空気の悪い場所は磁場が悪いです。基本的に私は日本でも地下鉄は利用しませんが、ニューヨークは人種が多い分、日本の三倍くらい悪いエネルギーを感じ取るので、こちらでも滅多に地下鉄を使いません。

ニューヨークの磁場 

前回の旅はローワーイースト地区のラドローストリートあたりに宿を取り、宿付近やソーホー地区、チェルシー地区、チャイナタイン地区などを見て回りましたが、やはりビジネスの主戦場のミッドタウン地区からはタクシーでも30分弱かかるので断念しました。ローワーイースト地区も霊的にも重い場所が少なく、霊的邪悪なエネルギーは少なかったので残念です。というわけで、今回見て回ったのは、パークアベニューの29ストリート。ミッドタウン地区にも比較的に近く良い立地だと思いました(値段も一流ですが)。パークアベニューは綺麗で落ち着きもあり、また霊的に磁場も安定している場所で良好な地域でした。

ホテルは4つ星で、サービスのレベルも高く、プールやジムも完備。霊は水に弱いので、ホテルに戻りプールで流せるというメリットは大きかったです。スピリチュアルな面で見れば、宿泊価格と霊的磁場の安全度は比例するといっても過言でないでしょう。

一方で、食事が日本食とかけ離れた大味なことと、トイレのウォシュレットを完備していない施設が多いことには少々閉口。ウォシュレット文化に慣れている私達にはなかなか辛かったです。霊的な観点からも、不潔な場所には動物霊が集まるので、一番汚れる場所をきれいに使うということは運勢に大きく影響します。日本とは水事情が違い、ウォシュレット導入が難しいという話も聞きますが、導入しているホテルや施設も稀にあるので、何らかの対策は打てると思います。スピリチュアルに関心があり、運勢を上げたいと願う方は、トイレのウォシュレット導入を検討してみてください。格段に運勢が上がることは間違いないです。

今回の滞在中、ブルックリン区の中心地から郊外までも見て回りましたが、私には街の雰囲気が合いませんでした。やはりマンハッタン区内での会社設立は大前提ですね。ビジネスの拠点地はとても大事ですので、コストが高くても妥協は出来ません。ブルックリン区は霊的にも変貌中ですので、また来年にでも訪れてみたいと思います。10年くらい経てばもっと良い街になると感じています。

滞在中は映画監督の西山監督とじっくり打ち合わせを行い、今後の映画の進め方や方向性を話し合いました。次回はもう少し詳しく映画のお話もする予定です。


HAL
⾳楽家/著述家

1968年10⽉18⽇生まれ。沖縄県出身。琉球王朝時代から続く正統なユタで、その特異な能⼒により年間で1万⼈以上のカウンセリングを⾏う沖縄では伝説のユタである。2005年から拠点を神奈川県に移した後も、その優れた能⼒のカウンセリングを求め、全国各地から多くの⼈々が訪れた。琉球シャーマンはメッセージを⾳楽で届けており、HALは、これまで20万⼈以上のお悩みに寄り添い、癒し、アドバイスした経験を歌に変えてメッセージ(⾳楽、講演)活動を⾏なってきた。09年に神奈川県から東京都に拠点を移してからは、ソニー・ミュージック・アソシエイテッド・レコーズよりメジャーデビューを果たし、年間90本近いライブ活動や講演会を⾏なっている。17年からは海外での演奏活動も始め、台湾やニューヨークでも活発にライブ活動を⾏なっている。18年から米ツアー(ノースカロライナ、ニュージャージー、アイオワ、ニューヨーク)も⾏い、各地のメディアでも⼤きく取り上げられた。テレビ番組や雑誌などの活動も幅広く⾏なっており、過去には『サンデージャポン(TBS)』、『HEY!HEY!HEY!(CX)』、『ロンドンハーツ(テレビ朝⽇)』などにも不定期で出演した。HALの作る楽曲は「スピリチュアルミュージック」であり、流⾏にとらわれず現代⼈の⼼を癒す、まさに現代の「琉歌」として知られている。また、スピリチュアルアーティストとして、⾳楽のみならず、書籍の出版、絵画、写真など幅広い活動を行う。

琉球ユタとは
琉球(沖縄)信仰において、琉球王国が制定したシャーマンである。公的な神事、祭事を司り、⼀般⼈を相⼿に霊的アドバイスを⾏う事を⽣業とする。アドバイスを⾏うときに「琉歌」を歌い、メッセージを伝える。

               

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