巻頭特集

春よ来い!花よ来い!

桜祭りカレンダー+おすすめ花見スポット

暖かい日が続き、開花は例年よりかなり早いと予測されるが、今年はコロナウイルスを警戒してか、桜祭りを行わない地域や、まだ様子見のところがある。現時点(3月8日)で予定の出ている桜祭りと、おすすめの桜スポットをまとめた。


桜祭り

3月20日〜4月12日

ポトマック河畔とタイダルベイスン岸を中心に、3750本の桜が咲き誇るワシントンDCの桜祭りは、名実ともに米国内最大規模。今年の開花は少し早く、ナショナルパークサービスによる開花ピークの予想は3月27〜30日。オープニングセレモニーは3月21日、ストリートフェスティバルとパレードは4月4日、花火大会は11日の予定。

 

nationalcherryblossomfestival.org


4月4・5日

フェアマウント公園内のホーティーカルチャーセンター周辺で行われる恒例のフェスティバル。同園および周辺の1600本の桜を愛でながら、ピクニック気分で楽しめる。園内の日本庭園と松風荘も必見ポイント。4月11日には桜祭りの一環として、10Kマラソンが行われる。

 

japanphilly.org/programs/festivals/subaru-cherry-blossom-festival


4月4〜19日

ブランチブルック公園(ニュージャージー州エセックス郡)には4000本の桜が植樹されており、数的にはワシントンDCの桜を上回る。よりリラックスした環境で、ゆっくり桜を楽しむには最高のスポット。18日のファミリーデー、19日の「ブルームフェスト」がハイライトだが、その他にも期間内に自転車レース(4日)、10Kマラソン(5日)、1マイルマラソン&ウオーク(18日)が行われる。

essexcountyparks.org/parks/branch-brook-park


4月25・26日

ニューヨーカーにとっては最も身近でアクセスがいいのが、同園の桜祭り。豪華な花弁をつける八重桜のプロムナードや日本庭園を取り囲むさまざまな品種の桜は見応えあり。2日間に渡るイベントには例年6万人が集まる。リアルタイムの開花状況は同園のウェブサイトで確認できる。

bbg.org/visit/event/sakura_matsuri_2020

開花状況確認ページ: bbg.org/collections/cherries


お花見スポット

 

ニューヨーク植物園

オーキッド(ランの花)ショーやホリデー・トレイン・ショーが人気の同植物園では、桜祭りこそ実施しないものの、園内のあちこちに桜の木があり、他の植物と一緒に花見ができる。撮影ベストスポットは同園のアイコンにもなっている温室前。桜とガラス張りのドームを一緒にカメラにおさめることができる。

nybg.org


ルーズベルト島

マンハッタンのスカイラインを背景に桜の写真を撮るなら、絶対ココ。島の南東のイーストリバー沿いに桜並木がある。今年は残念ながら桜祭りの実施予定はなし。

nycgo.com/boroughs-neighborhoods/manhattan/roosevelt-island


セントラルパーク

園内の随所に桜の木があるが、比較的まとまっているのはレザボア、チェリーヒル、ピルグリムヒル、グレートローン、シダーヒルの辺り。4月8、10、12、15、17日には、レザボア周辺の桜をめぐる園内ツアーが開催される。

centralparknyc.org


チェリーウオーク(リバーサイドパーク内)

ハドソン川沿いの72丁目〜58丁目を南北に走るリバーサイドパークの中を、100〜125丁目に桜が植樹され、見事な桜並木を形成している。

riversideparknyc.org


サクラパーク

前述のリバーサイドパークの西側に接する2ブロックほど(122〜124丁目)のこぢんまりした公園。名前の由来にもなっている桜が園内全域に植樹されており、憩いの場となっている。

nycgovparks.org/parks/sakura-park


クイーンズ植物園

フラッシングにある同園の一角に桜の木がだ円状に植樹されており、「チェリーサークル」と呼ばれて親しまれている。いろいろな種類の桜があるので、色とりどりの桜の花に囲まれながら散歩できる。

queensbotanical.org


フラッシングメドウズ・コロナパーク

地球儀風の巨大オブジェ「ユニスフィア」の前に桜並木があり、例年ここで「クイーンズ桜祭り」が開催されるが、今年の桜祭りは未定。

nycgo.com/attractions/flushing-meadows-corona-park


J・ハーヴェイ・ターニュア・パーク

例年ホワイトプレーンズの桜祭りが行われるこの公園には100本の桜の木があり、春になると住宅街に彩りを添える。今年の桜祭りは未定。


お花見のついでに覗いてみよう!
シェークスピア・ガーデン

ニューヨークで最大の桜祭りのホストとなるブルックリン植物園では、桜の他にも同時期にピークを迎える花がたくさんあるので、探検してみてはどうだろう。おすすめはこぢんまりした「シェークスピアガーデン」。その名の通りウィリアム・シェークスピアの作品に登場する花や植物だけを植えたガーデンで、作品の中に登場する詩や言葉の引用と共に花を楽しむことができる。

同じコンセプトのシェークスピア・ガーデンがセントラルパークにもある。デラコルテシアター(夏にシェークスピア・イン・ザ・パークが実施される場所)に接し、桜の木も近くにあるので、開花のタイミングがよければ、桜の花とガーデンを1枚の写真に収めることができるかもしれない。

 

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1121

秋から楽しむ ホットカクテル

秋風が吹き始め、ここから一気に冬へと向かうニューヨーク。そんな時、肌寒さをほんわか癒やしてくれるのが燗酒だ。今号では、心も体も温まる燗酒の楽しみ方と魅力、そして自宅で作れるホット酒カクテルを紹介する。

Vol. 1120

知っておこう マリファナ基礎知識

今年3月より、ニューヨーク州でマリファナの使用が合法化された。これにより今後免許保持者の自家栽培や許可された公共の場での吸引が可能になる。アメリカで拡大するマリファナ市場。注意点も含め、まずは正しい基礎知識を身に付けよう。

Vol. 1119

コミュニティーガーデン探訪

摩天楼や住宅街の一角にひっそりと佇む緑の園。今号では、時代の荒波を生き抜いてきたコミュニティーガーデンの歴史と現在の姿を紹介する。

Vol. 1118

舞台再開! 再始動する日本人パフォーマーたち

劇場の灯が消えて1年半、ニューヨークの劇場が戻ってくる。ブロードウェーやメトロポリタンオペラ、カーネギーホールなどの劇場再開とともに、小・中劇場やコミュニティーに根ざすアーティストたちも、新たな決意を胸に再始動しつつある。ニューヨークで頑張る日本人パフォーミングアーティストたちに取材した。