NYの今を味わう
ネオンが瞬く夜更け、にぎやかなバーではなく、心を落ち着かせる一杯を求めたくなる瞬間がある。アルコールではなく、丁寧に淹れられたコーヒーや香り高いティーが、長い一日の余韻をやさしく受け止めてくれる。眠らない街・NYには、深夜でも扉を開き、静かな時間を提供してくれるカフェが点在する。今回は、夜にこそ訪れたい、落ち着いた空気が魅力のNY深夜カフェ5選を厳選しご紹介。
Qahwah House
– 午前1時まで

「カフワ・ハウス」は、2017年に誕生した家族経営のコーヒーブランド。8世代にわたりイエメンでコーヒー農家を営んできた創業家のルーツを背景に、伝統的なコーヒー文化を現代の感性で伝えている。豆の選定から焙煎まで一貫して品質に向き合い、コーヒー本来の香りや味わいを丁寧に引き出す姿勢が特徴だ。一杯のコーヒーを通して、土地の記憶や人と人をつなぐ時間を届けることを目指し、文化と日常に寄り添う存在として支持を広げている。
営業時間:通常は午後11時まで。金・土曜日は午前1時まで
Instagram: @qahwah_house
448 Lafayette Ave., Brooklyn, NY 11205
Moka & Co – 午前0時まで

イエメンの豊かな歴史と文化を一杯に映す、スペシャルティコーヒー&ティーブランド「モカ&コー」では、コーヒー発祥の地ともいわれるイエメンの高地で、段々畑による有機栽培、手摘み、屋上での天日乾燥といった伝統的手法を守りながら育てられた豆を使用。スパイスの奥行きと芳醇な香りが重なり合う味わいは、まさに唯一無二。フェアトレードとサステナブルな取り組みを大切にし、生産者と飲み手をつなぐ姿勢も魅力で、いつものコーヒータイムを、少しだけ特別にしてくれる存在だ。
営業時間:通常は午後10時まで。金・土曜日は午前0時まで
Instagram: @mokacocoffee
142 W. 34th St.
Duo Cafe - 午後10時まで

ニューヨーク・イーストビレッジに佇む「ドゥオ・カフェ」は、伝統的な中国茶文化を現代的に再解釈したティーハウス。木箱に整えられた茶器や、手描きメニューが彩る空間は、都会の喧騒を忘れさせる静かな余白に満ちている。主役は、白桃烏龍や桂花烏龍などの個性豊かな中国茶と、甘さを控えたアジアンスイーツ。ケーキや伝統菓子、季節の果物を少しずつ楽しめるセットは、丁寧に淹れられたお茶とともに心をほどく時間を演出する。台湾の茶館を思わせる穏やかなひとときを、ニューヨークで味わえる一軒だ。
営業時間:通常は午後9時まで。金・土曜日は午後10時まで
Instagram: @duocafe.nyc
223 E. 5th St.
Martha’s Country Bakery – 午前1時まで

ニューヨーク発の老舗ベーカリー「マーサズ・カントリー・ベーカリー」は、素朴で温もりあるアメリカンベイクドスイーツが評判の一軒。ショーケースに並ぶのは、分厚いチーズケーキやアップルパイ、季節のフルーツを使ったケーキなど、どこか懐かしさを感じさせるラインナップ。甘さはしっかりしつつも重すぎず、コーヒーとの相性も抜群だ。店内はウッド調で落ち着いた雰囲気が広がり、地元客から観光客まで幅広く愛されている。ニューヨークの日常を感じたい時に立ち寄りたい、定番のベーカリーだ。
営業時間:通常は午前12時まで。金・土曜日は午前1時まで
Instagram: @marthascountrybakery
263 Bedford Ave., Brooklyn, NY 11211 / 70-28 Austin St., Forest Hills, NY 11375
Haraz Coffee House – 午前1時まで

ミシガン州ディアボーンで生まれた「ハラズ・コーヒー・ハウス」は、イエメン産スペシャルティコーヒーを主役にした、いま注目のコーヒーハウス。伝統的なコーヒー文化を大切にしながら、明るく洗練された空間で、誰もが気軽に立ち寄れる心地よさを提供している。フルーティーで奥行きのある一杯から、ラテや季節限定ドリンク、スイーツまでラインナップも豊富。コーヒーをきっかけに人が集い、会話が生まれる場所として支持を広げ、全米や中東へと店舗数を拡大中。日常にちょっとした特別感を添えてくれる存在だ。
営業時間:通常は午前12時まで。金・土曜日は午前1時まで
Instagram:@harazcoffeehouse
210 Spring St. / 25-43 Steinway St., Astoria, NY 11103



