今週のニュースダイジェスト<〜6月14日>

1週間のNY近郊の話題をチェック


<ニューヨークシティー>

30日開始の渋滞課金 知事が無期限延期発表

ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は5日、今月30日に開始予定だった渋滞課金制度の無期限延期をMTAに指示した。同日付パッチが伝えた。知事は現在、他の資金源を模索していると話すが、マンハッタン区内の60ストリート以南に入る車に基本料金15ドルを課す渋滞課金による収入150億ドルはMTAの生命線であり、公共交通機関に依存するニューヨーカーにとって痛手となる一方で、同州とニュージャージー州で同制度廃止を求める訴訟が5件起こされている。報道によると、この決定は選挙戦での接戦が予想される民主党候補者からの圧力によるものとの見方もある。

<オールバニ>

リージェント試験 高校卒業要件から削除

159年の歴史を持つリージェント試験が高校卒業要件ではなくなる。10日付NY1が伝えた。ニューヨーク州教育局は10日、高校卒業過程を多角的に評価すると発表した。批判的思考、革新的問題解決、コンテンツ分野の技能、文化的能力、社会的・感情的能力、効果的コミュニケーション、地球市民という基準に基づき評価するほか、承認された仕事やサービスラーニング、二重単位プログラム、資格取得、芸術活動などでも単位が取得できる。リージェント試験は卒業要件ではなくなるが評価基準の一つとして維持し、連邦法で義務付けられた州レベルでの評価は引き続き実施する。

ナンバープレート 星座デザインが登場

ニューヨーク州自動車局(DMV)は5日、星座をテーマにした12種類の車のナンバープレートを発売すると発表した。5日付PIX11が伝えた。各プレートの左面には星座、下部には月の満ち欠けを表現したデザインを採用した。ナンバープレートの購入価格は60ドルで、年間費用が31ドル25セントかかる。また初期費用91ドル25セントに加えて年間62ドル50セントを払えば、ナンバープレートを自分好みにカスタマイズできる。DMVが提供するカスタムプレートは現在200種類以上あり、マーク・シュローダー局長は「州民が自身の個性を表現する手段だ」と述べた。

<マンハッタン>

巨大なボア科ヘビ アパートに侵入試みる

5日、マンハッタン区アッパーウエストサイド地区のアパートに体長5フィートのヘビが侵入しようとしていたところを発見された。同日付ニューヨークポストが伝えた。午前8時頃、西87ストリートにあるアパートの地下階に住む住人が、外門付近にいたボアコンストリクターを発見。通報を受けたNYPDが捕獲したヘビを枕カバーに入れ、市内の動物保護団体「アニマルケアセンター」に引き渡した。このヘビがどこから来たのかは不明。同センターによると市内で同種のヘビの所有は違法だが、ペットとして飼われていたものが何らかの理由で外に出たと考えられている。

<ブルックリン>

17歳の少年が負傷 プロムのお祝いで銃撃

6日、ブルックリン区の高級高層ビルで行われていたプロムパーティー中に17歳の少年が銃で撃たれて負傷した。7日付FOX5ニューヨークが伝えた。事件は午後9時頃、リンデン・ブールバードの26階建て集合住宅内で起き、現場から男二人が逃走した。少年は腹部を撃たれて病院に搬送されたが、容体は安定している。住民は建物内で事件が多発しており不安を感じていると話す。区内では2日に12歳の少年が14歳のいとこを射殺した容疑で逮捕され、3日にブラウンズビル地区のプレイグラウンドで起きた銃乱射事件で9歳と11歳児が負傷するなど、10代が関係する事件が起きている。

<クイーンズ>

ミツバチの大群 地下鉄駅入口を占拠

5日、クイーンズ区のフラッシングメインストリート駅入り口にミツバチの大群が押し寄せた。6日付FOX5ニューヨークが伝えた。夕方のラッシュアワー時で、通勤者は距離を保ちつつ恐る恐るその場を通過した。ミツバチが群れをなすのは通常、過密状態か気温が高すぎるためだが、一部の専門家は市内では過密状態が多く起きていると話す。2021年と23年にはタイムズスクエアで何万匹ものミツバチを駆除。18年にはホットドッグスタンド上の何百匹ものミツバチを掃除機で吸い込んだり、17年には何千匹ものミツバチが建物の窓枠にとまっていたというニュースもあった。

<ウエストチェスター>

下水がハドソン川に 当局が注意勧告

毎日最大100万ガロンの下水がハドソン川に放出される可能性があった。10日付NBCニューヨークが伝えた。ウエストチェスター郡環境施設局によるとオシニングで下水道が破損し、復旧まで一部処理した下水が毎日ハドソン川に排出され、ピークスキルからヨンカーズの水域に影響が出る可能性があった。7日に同郡保健局は8日の週末から同水域でのレクリエーション活動を控えるよう勧告し、クロトンパークビーチとフィリスマナービーチの当面の閉鎖を発表したが、7日夕方に修復が完了し、下水が十分希釈されたとされる約3日後の10日にビーチが再開された。

<ロングアイランド>

電子タバコ検知器 中学校のトイレに設置

サフォーク郡バビロンのリンデンハースト中学校の生徒用トイレに電子タバコ検知器が各2台設置された。7日付CBSニューヨークが伝えた。開発したソーターテクノロジーズ社によると装置は空中のニコチンや大麻成分のTHCを検知。またAIアルゴリズムがドアや便器を乱暴に閉める音など空気の質や音響の異常を感知し、トイレ内のいじめや喧嘩など攻撃的行動も発見できる。異常を検出すると校長にメールが送信され、電子タバコを吸った生徒には専門家の介入が行われるが、既に生徒二人が対象となった。同町はこの取り組みを他学区にも拡大する計画だ。

<ニュージャージー>

NYPD警官発砲 殺人未遂容疑で逮捕

7日、路上で銃撃事件を起こしたNYPD警官、ヒエウ・トラン被告(27歳)が殺人未遂などで逮捕され、マンハッタン刑事裁判所からニュージャージー州に引き渡された。同日付amニューヨークが伝えた。同被告は非番中の先月17日にカムデン郡で起きたロードレイジで30歳男性に発砲し重傷を負わせ、複数車両を巻き込む衝突事故を起こして逃走。監視カメラ映像に加え、弾道分析で同被告に支給された銃から発射されたと特定された。カメラマンとしてソーシャルメディア業務を行なっていた同被告は署内での人気も高く、驚きの声が上がった。

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