巻頭特集

日本の酒、 夏の家飲み!

おうちで作る、極上サマーカクテル

特別なツールや材料がなくても、簡単にできて、しかも夏らしいオリジナルカクテルを、酒&ワインソムリエで「和参ブルックリン」経営者の小泉聡之さんに考案してもらった。


チョーヤ黒糖梅酒で作る
大人のクリームソーダ

 

 

昔懐かしいクリームソーダをイメージして考案したというこのカクテルは、ラムベースの梅酒のコクと甘酸っぱさ、黒糖の甘みをアイスクリームが包み込む、まさしく大人のクリームソーダ。

作るときのポイントは「アイスクリームをのせると、炭酸に反応してとけたクリームがふわっと浮き上がってくるので、こぼれすぎないように注意すること。アイスの種類はバニラだけでなく、マンゴーやチョコレートなど、お好みのもので味の変化を楽しんでください」と小泉さん。

まったりした梅酒の絡んだアイスクリームをスプーンですくいながら味わうと、南国のビーチ気分。

 

作り方

グラスに黒糖梅酒を注ぐ。

クラブソーダを静かに加える。

バニラアイスクリームをのせる。

取材:1杯分

・チョーヤ黒糖梅酒 50cc

・クラブソーダ(もしくはセルツァー) 100cc

・バニラアイスクリーム 1〜2スクープ 


菊水パーフェクトスノーで作る
雪山スパイシーにごり

 

 

にごり酒にわさびを混ぜるというごくシンプルなレシピなのに、お酒の味がガラリと変わり、とろっとしたにごり酒がシャープに、そして夏らしい爽やかな味になる。

米でできたお酒、わさび、シソと聞くとどうもすしの味を思い出してしまうが、このカクテルにすし感はゼロ。日本酒とは思えないユニークな味わいだ。見た目も雪のようで涼を呼ぶ。

小泉さんのアドバイスは「キリッと冷やして、すっきりアペリティフとして飲むこと」。わさびの種類(本わさび、ねりわさび、粉わさび)やその量で味が違ってくるので、いろいろ試してみて自分の好きな味を探すのも楽しい。

 

 

作り方

菊水パーフェクトスノーをグラスに注ぐ。

シソの葉をグラスの上にふたをするように乗せ、葉の真ん中におろしわさびをのせてサーブする。

飲む直前にわさびとお酒をしっかり混ぜ、シソの葉もグラスに入れたまま、香りを感じながら飲む。

取材:1杯分

・菊水パーフェクトスノー 60cc

・おろしわさび  ひとつまみ程度(お好みで量は調節)

・シソの葉 1枚


いいちこ彩天で作る
スイカまるごとカクテル

スイカと麦茶といえばもはや日本の夏の風物詩。その定番食材にさらに麦焼酎をプラスして夏の思い出風カクテルが誕生!

麦焼酎いいちこのラインアップの中でも特にアルコール度数が高く、味わいのしっかりした「彩天」を使い、ジューシーで甘みたっぷりのスイカに負けない麦感を演出。また麦茶が入ることで香ばしさが強調され、琥珀(こはく)色になってウイスキーのような印象も。

「スイカがカクテルの中に長く浸かっていればいるほど麦焼酎と麦茶のうま味をたくさん吸っておいしくなるので、スイカを食べるのは最後がおすすめ」とのこと。

 

 

作り方

一口大のキューブ状にカットしたスイカをグラスに入れる。

麦茶といいちこ彩天を別のグラスで混ぜる。

②で混ぜたものをスイカに回し掛けるようにして注ぐ。

取材:1杯分

・いいちこ彩天 50cc

・麦茶 100cc

・スイカ 角切りにしてグラスいっぱいになるぐらい

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