この店の話題をひとくち

野菜のさまざまな魅力を再確認 アッパーウェストのアメリカン

1890年に建設された、アッパーウェストサイドのエンディコットホテルを改装して2014年にオープンしたのが、アメリカ料理店「ザ・ミリング・ルーム」。鉄の柱にレンガの壁と、少しインダストリアルな雰囲気が、肩肘張らないディナーに好適。エグゼクティブシェフは、ロンドンを中心にミシュラン星獲得店で経験を積んだマーカス・ウェア氏。

 

「Campanelle Pasta Primavera($17)」は、波打つ形のカンパネレパスタに野菜のソースが濃厚に絡む一品。パインナッツのアクセントが香ばしい。アペタイザーのパスタには他にも、カニのタリアテッレとトマトのリガトーニがある

 

ニューヨーク近郊で生産された食材を中心に使う同店は、野菜本来の味を生かしながら、色鮮やかにメニューに取り入れることが得意。例えばプリマベーラパスタはアスパラガス、ファバビーンズ、イングリッシュピー、ハーブペーストと緑尽くしだが、野菜の甘みとコクが前面に出ていて、野菜嫌いでも一食の価値あり。このメニューをはじめ、アペタイザーはいずれもシェア前提のボリューミーサイズなので、グループで分け合うと楽しい。

メインメニューのナスのオレンジソース掛けは、甘みよりもヒヨコ豆の味わいが強めで、ややユニークな味わい。さっぱり風味のホタテのソテーとのペアリングがちょうどいいかも。

 

 

アペタイザーのガスパチョとツナタルタルは、後味さっぱりで癖がない。店内営業は特定の曜日と時間帯で実施中

 

 

The Milling Room

446 Columbus Ave.
(bet. 81st & 82nd Sts.)
TEL: 212-595-0380
themillingroom.com

               

バックナンバー

Vol. 1334

グローバル都市・ニューヨークで 国際情勢を読み解く

ウクライナ、パレスチナ、台湾など、世界各地で緊張が続き、国際情勢は大きなうねりの中にある。いま、世界で何が起きているのか。そして、どこへ向かうのか。ニューヨークというグローバル都市から、その行方を見つめてみたい。

Vol. 1332

祝祭と日常が交差する街 チャイナタウンの現在地

春節・旧正月(2月17日〜)の時期は、チャイナタウンは赤い飾りに彩られ、獅子舞や爆竹とともに新年を盛大に祝う。本特集では、このシーズンのチャイナタウンの見どころを紹介するとともに、この街に生きる人々の姿に目を向けてみたい。