〈4月15日が締め切り〉確定申告ー節税テク・修正対応・最新動向

◆節税・控除・お得情報

1) 日本税との相殺(Form 1116/外国税額控除)

・所得区分(Passive/General)ごとの限度額計算と前年からの繰り越し控除額の管理が肝心。
・日米で所得区分の一致/ズレに注意(配当・不動産所得・年金等)。書類(住民税/所得税明細・納付書)必須。

2) 住宅・教育関連

・住宅:住宅ローン利息(連邦 Schedule A)、不動産税(SALT上限の範囲内)
・教育:Tuition関連の控除(AOTC/LLC)や529活用、学生ローン利息控除 等

3) 海外居住者向け特例

・Form 2555(国外所得控除):Bona Fide Residence/Physical Presence Test。1116との両立制限に注意。
・Foreign Housing:上乗せ控除の検討。
・情報開示:FBAR/FATCAは課税ではなく報告義務。罰金が大きいので最優先で漏れなく申告が必須。

4) 申告漏れの修正(Amended Return)

・連邦:Form 1040-X。国外所得控除、外国税額控除や源泉調整、扶養/居住区分の誤りを訂正。
・州:ニューヨーク(IT-201-X/IT-203-X)、ニュージャージー(Amended NJ-1040 等)
・書類整備:更正・還付・追徴いずれのケースも根拠資料と計算
過程をまとめる。

 

◆最新の税制改正&2026年申告トレンド(実務の視点)

1) 2025年分の注目ポイント(例示)

・インフレ調整に伴う標準控除・税率表の改定(毎年調整)
・SALT上限(州税・地方税の1万ドル上限)の扱い → 26年以降の動向が焦点。
・Child Tax Credit・教育系クレジットの要件微修正の有無
・クリーンエネルギー系クレジットの実務要件(フォーム・書類)

2) 2026年に向けたTCJA失効リスク管理(現行法ベース)

・個人の税率・標準控除・個人控除・扶養控除等で18年以降の特例が25年末で失効予定のもの多数。
・§199A(QBI)控除などの扱い見直し可能性

→マルチイヤーの所得・控除の“平準化”(収入前倒し/繰延、寄附・医療費・教育費のタイミング)を年内に検討。

3) デジタル申告の実践

・連邦・州ともe-fi le前提。支払いはオンライン(IRS Direct Pay/州ポータル)。
・ID確認・詐欺対策(IP PIN、二要素認証)をセット運用。

4) ツール&プロの使いどころ

・個人向けソフトは単純ケースには有効。
・海外資産・多州・事業・株式取引・暗号資産・PFICが絡む場合はプロ活用が節税につながるだけでなく、監査のリスクを下げ、また監査が入った時の対応に最適。

               

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