ジャズの聖地&#
ニューヨークは金融の中心地として知られるだけでなく、仮想通貨(暗号資産)の普及が進んでいる都市のひとつでもあり、最近は仮想通貨を受け入れる店舗やサービスも増えている。仮想通貨の規制は国や地域によって様々だが、KYCなしの仮想通貨取引所で購入したビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を気軽に支払いに使える国や地域も増えているのだとか。
今回はニューヨーク で仮想通貨フレンドリーな場所を紹介する。
*有名な取引所であっても、ニューヨーク在住のユーザーを受け付けていないところがあるので、注意が必要。CoinbaseやGeminiといった取引所であれば仮想通貨を購入可能だが、BitLicenseを保有せずにニューヨークで仮想通貨ビジネスを運営するのは違法のため、必ず自身で確認してから購入しよう。
1. バー&レストラン
PubKey
マンハッタンにある「PubKey」はビットコインマニアが集うパブである。店内ではビットコインでの支払いが可能で、店の装飾にも仮想通貨をテーマにしたデザインが施されている。2024年には当時大統領候補だったトランプ氏が来店し、ビットコインでバーガーを購入して話題を集めた。
La Sirena
フレンチレストランの「La Sirene」は、NYCで初めて仮想通貨決済に対応した飲食業のひとつだ。ビットコインやライトコインをはじめ複数の暗号資産での支払いが可能で、観光客だけでなく地元のビジネスマンにも人気がある。
2. コワーキングスペース
Crypto NYC
「Crypto NYC」は仮想通貨関連のスタートアップが多く集まるコワーキングスペースである。ここではブロックチェーン技術に関するワークショップやネットワーキングイベントも頻繁に開催され、当然ビットコイン決済も可能となっている。起業家や開発者が最新の技術を学び、協力し合う場としても機能している。
WeWork(選択店舗)
WeWorkの一部の店舗ではビットコインによる支払いを受け入れており、仮想通貨に関心のある起業家やフリーランサーにとって利用しやすい環境が整っている。特定の店舗では、ブロックチェーン関連のスタートアップ向けに特別な会員プランを提供しているところもある。
3. ショッピング&リテール
Overstockのリアル店舗
オンラインショッピングサイト「Overstock」は仮想通貨での決済を早期に導入した企業のひとつで、ニューヨークにある実店舗でもビットコインを利用して買い物が可能だ。インテリア雑貨から家具、アパレルまで幅広い商品が揃っていて、仮想通貨愛好家にとって魅力的なショッピングスポットとなっている。
The Home Depot
世界最大のホームセンターチェーンである「The Home Depot」ではNYCに限らず、全米の店舗で建築資材、室内装飾品、園芸用品などの購入にビットコインが利用できる。
4. エンターテイメント&アクティビティ
The Museum of Crypto Art
NFTやデジタルアートを展示する「The Museum of Crypto Art」。ここでは入場料を仮想通貨で支払うことができ、最新のブロックチェーン技術を活用したアート作品を楽しむことができる。デジタルアーティストの展示だけでなく、NFTの作成や取引に関するワークショップも開催される。
Crypto Cinema
ニューヨークでは、仮想通貨で映画のチケットを購入できる映画館も登場している。「Crypto Cinema」はその先駆けとなる施設のひとつであり、ビットコインやイーサリアムを使って映画鑑賞を楽しむことができる。
5. ビットコインATM
アメリカでは何年も前からビットコインATMの設置が進んでおり、ニューヨークも例外ではない。特にマンハッタンやブルックリンには数多くのATMがあり、簡単にビットコインやその他の仮想通貨を購入・売却することが可能となっている。NYCでの代表的なATM設置場所には以下のようなスポットがある。
- タイムズスクエア周辺のショッピングモール
- JFK空港内の仮想通貨対応ATM
- グランド・セントラル駅構内
- 地元のコンビニエンスストアチェーン
仮想通貨ATMの利用方法は非常に簡単で、現金を投入することで仮想通貨を購入できるほか、デジタルウォレットを使って仮想通貨を現金化することも可能だ。