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世界中から人と情報が集まるニューヨーク。多彩なインフルエンサーたちが日々、ファッション、美容、グルメ、ライフスタイル、カルチャーなど、ありとあらゆるジャンルの情報をSNSを通して届けている。その発信からは都市の空気やリズムがにじみ出る。NYの今を映し出すレンズとしての彼/彼女らに注目してみたい。(文・取材/篠原諄也)
誰もがスマホひとつで発信者になれる時代。ニューヨークでは、街角のコーヒーショップから地下鉄のパフォーマンスまで、生活の一コマが世界に向けて届けられている。
インフルエンサーとして発信力を持つ人々の存在感はますます大きくなっている。2025年のインフルエンサーマーケティング市場は、米国だけで100億ドル規模に達すると予測されており、ニューヨーク州には推定210万人以上のインフルエンサー(フォロワー数1000を超える基準/22年)が拠点を構えているという。この都市が発信の一大拠点であることは間違いない。
一方で、今年は「ニューヨークのインフルエンサーはつまらない」という論争もSNSで勃発し、広告的で消費主義的であることなどが批判された。しかし、実際には、地元の暮らしや小さな発見を、ユーモアと温かさを持って発信するインフルエンサーが多く存在する。ここでは生活をちょっぴり彩り豊かにしてくれる発信者を紹介したい。