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今月8日、ニューヨークダンスアーティストリー・ハリヤマバレエが、歴史あるシンフォニースペースで、開校20周年記念パフォーマンスの公演を行った。スクールに通う生徒たちやニューヨークで現役で活躍する指導者らの踊りに加え、ゲストアーティストによるパフォーマンスや生演奏による特別演目などが披露され、一度限りのスペシャル公演となった。
同スクールの代表・針山真実氏が手掛けたバレエの代表作『白鳥の湖』のハイライト版は、針山氏自らがオデット姫と悪役オディール、そしてワシントンバレエの飯田慧氏がジークフリート王子を演じ、音楽と調和した幻想的で優雅な踊りは息をのむ美しさだった。また、総勢25名が出演したコンテンポラリー作品、ホルスト作曲の『ジュピター(振付・友谷真実)』の壮大な舞や、COBUによる太鼓の生演奏とダンスのコラボレーションの迫力に会場は大いに湧いた。他にも、タップやK-POPなど多彩なプログラムで、観客からは、「全ての演目が楽しめたし、構成が素晴らしくあっという間だった」「見応えがあった。感動して涙が出た」などという声が聞かれた。
ハリヤマバレエは、留学をきっかけにニューヨークに移住した針山真実が2005年に開講。大人のビギナークラスから始まり、その後子供たちの生徒も続々と増え、10年には専用スタジオをオープン。留学生らも迎え入れ、これまでに800名を超える生徒たちに、バレエの楽しさと厳しさを伝えながら、指導を続けている。19年にはスタジオをペンステーション付近に移転し、現在もバレエ、コンテンポラリー、K-POP、タップダンス等のクラスを日々開講している。
NY Dance Artistry
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