巻頭特集

【今週の巻頭特集】ワールドカップ観戦ガイド

 街中がスタジアムになる夏。4年に一度のサッカーの祭典が、いよいよ北米にやってくる!今年の舞台はアメリカ・カナダ・メキシコ・ニューヨークでワールドカップを楽しむための情報を紹介。


 

ゴールの瞬間、世界がひとつになる
NYを包むワールドカップの熱気と興奮

 今年の夏、世界最大級のスポーツイベント「FIFAワールドカップ」が北米へやってくる。開催国はアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国。そして決勝戦の舞台となるのが、ニューヨーク、ニュージャージーエリアに位置するメットライフ・スタジアムだ。

 今回の大会は、出場国数が32カ国から48カ国へ拡大。試合数も104試合となり、史上最大規模で開催される。単なるサッカー大会ではなく、世界が移動する祭典と言っても過言ではない。

 

W杯前に知っておきたい!

①LAで史上最大級のセレモニー開催

 史上最大の祭典は、ロサンゼルスでの壮大なセレモニーで幕を開ける。ケイティ・ペリーやフューチャー、アニッタ、リサら世界的スターが集結し、音楽とエンターテインメントが融合したショーを展開。インファンティーノ会長が語る通り、文化的多様性と団結を象徴する歴史的な夜となる。6月12日、かつてないスケールの物語がここから始まる。

 

②新しい大会形式や新ルール / 日本代表試合日程(米東部時間)

 

 

NYで観るならここ!おすすめスポーツバー
熱狂的なサッカーファンが集まる名店をエリア別にピックアップ!

Smithfield Hall

サッカー観戦の聖地。プレミアリーグや代表戦を網羅し、試合日は世界中のサポーターの熱狂で埋め尽くされる。大型モニター越しに、本場さながらの興奮と一体感を味わえる名店。
☑️ Add : 138 W 25th St, ☑️ Insta : @smithfieldnyc



❷ Football Factory at Legends
エンパイアステートビル近くのメガスポーツバー。地下の広大なスペースに多数のスクリーンを完備する。各国のファンが入り乱れ、国境を越えた熱い応援合戦が夜な夜な繰り広げられる人気スポット。
☑️ 6 W 33rd St, ☑️ Insta : @footballfactory_nyc


Banter Bar

朝から欧州リーグを楽しめるサッカー愛に溢れた有名店。豊富なクラフトビールを片手に、濃密な熱気を体感できる。ウィリアムズバーグ地区の感度が高いファンが集う、洗練された大人の観戦スポット。
☑️ 132 Havemeyer St, Brooklyn, ☑️ Insta : @banterbrooklyn



Murphy’s Sports Bar

地元住民に愛されるアットホームな一軒。代表戦の日は常連客とサポーターの野太い歓声が店内に響き渡る。多国籍なコミュニティーが一体となって試合を盛り上げる、温かい雰囲気が魅力。
☑️ 45-01 23rd Ave, Astoria, ☑️ Insta : @murphysbarastoria


Standings
スポーツ愛好家が集う隠れ家のような小バコ。サッカー中継時は狭い店内が濃密な一体感に包まれ、ゴールが決まれば見知らぬファン同士が肩を組んで喜びを爆発させる。イーストビレッジ地区の人気店。
☑️ 43 E 7th St, ☑️ Insta : @standingsnyc



Carragher’s NYC

リヴァプールFCレジェンド、ジェイミー・キャラガーが手がける英国風スポーツバー。プレミアリーグや代表戦の日は世界中のサポーターで埋まり、英国パブさながらの熱狂に包まれる人気店。
☑️ 17 John St, ☑️ Insta : @carrasnyc

 

 

 

編集部注目選手 BEST 5

⚽️ヴィニシウス・ジュニオール (ブラジル)
名門レアル・マドリードで背番号7を背負う、現代最高のドリブラー。圧倒的な加速力でブラジルを24年ぶりの頂点へ導く。世界中のサッカーファンを虜にする、今大会最大のスターだ。

⚽️ラミン・ヤマル (スペイン)
「メッシの後継者」と称されるスペイン代表の19歳。卓越したテクニックと広い視野は既にベテランの域。若き無敵艦隊の攻撃の核として、世界中がその一挙手一投足に熱い視線を注いでいる。

⚽️ペドリ (スペイン)
無尽蔵のスタミナと精密なパスで中盤を支配する「魔法使い」。スペインの伝統であるポゼッションサッカーの心臓部だ。彼がボールを操る時、試合の流れは完全に支配される。

⚽️ウスマン・デンベレ (フランス)
両足を完璧に使いこなし、予測不能なドリブルで敵陣を切り裂くフランスの翼。エムバペとの前線は世界最恐だ。一瞬の閃きで試合を決める「違いを作れる男」として、二大会ぶりの王座を狙う。

⚽️久保 建英 (日本)
日本が誇る司令塔。スペインで磨いた戦術眼と、密集地を打開する技術は世界屈指。ベスト8の壁を突き破り、新たな歴史を刻もうとするサムライブルーの命運は、この男の左足に託されている。



W杯観戦は “つまみ”で決まる!
自宅観戦を盛り上げるグルメ3選
❶ ナチョス

とろけるチーズとサルサは観戦フードの鉄板。片手でつまめて、大人数シェアにも最適。


❷ バッファローウィング
ニューヨーク定番のスパイシーフード。ビールとの相性抜群で、延長戦まで止まらない。


❸ スライダーバーガー
小ぶりサイズで食べやすい人気メニュー。ポテトと並べれば、一気にアメリカン観戦スタイル。


ニューヨークは、世界中の文化が交差する都市。ワールドカップ期間中は、その多様性がさらに加速する。地下鉄には各国ユニフォーム姿の人々が溢れ、スポーツバーでは朝からビール片手に試合を観戦するサポーターたちが集結。マンハッタン区の大型スクリーンやタイムズスクエア周辺では、国籍も言語も違う人々が同じゴールシーンで絶叫することになるだろう。

経済効果も凄まじい。観戦客と観光客を合わせ、100万人規模の来訪が予想されている。ホテル価格は通常の25倍に跳ね上がるとも言われ、飲食店やバー、交通機関、小売店など街全体がワールドカップ需要に包まれる。特にニューヨークはナイトライフ文化が強く、深夜営業のスポーツバーやレストランが過去最高クラスの売上を記録する可能性も高い。しかし、この大会の本当の魅力は数字だけではない。

 ワールドカップには、人と人を一瞬で繋げる不思議な力がある。知らない国同士の試合でも、気づけば感情移入し、隣の席の見知らぬ人とハイタッチを交わしている。勝利に涙し、敗戦に肩を落とし、それでもまた次の試合を楽しみに街へ繰り出す。サッカーというスポーツを超え、世界中の感情が共有される時間となるはずだ。

 そしてニューヨークは、そんな熱狂を受け止めるのに最もふさわしい街でもある。文化、音楽、アート、食、人種、多様性。そのすべてが混ざり合うこの都市では、ワールドカップでさえ単なるスポーツイベントでは終わらない。街全体が巨大なフェスティバル空間へと変化していく。2026年夏。ニューヨークは、間違いなく世界の中心になる。

               

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