14日(土)にニューヨークで初開催される「ジャパンパレード」に先駆け、先月27日(水)に在ニューヨーク日本国総領事館・大使公邸にてプレス向けのプレイベントが行われた。
記者会見では、森美樹夫在ニューヨーク総領事大使、ジャパン・デー・インク代表の上田淳氏、実行委員会事務局のゴージャスエンターテインメント代表の吉井久美子氏が登壇しパレードの概要を説明した。
左から、ゴージャスエンターテインメント代表の吉井久美子氏、ジャパン・デー・インク代表の上田淳氏、森美樹夫在ニューヨーク総領事大使
もともと2020年に開催を予定していた同パレードは、当初東京五輪2020をテーマに掲げていたが、コロナ禍により延期を余儀なくされた。その間に巻き起こったアジアンヘイトなどの社会問題を考慮し、今回のテーマにはニューヨークの多様性を祝う「リスタート」を掲げる。
今年は、岩倉具視率いる使節団が米国に訪問してから150周年となる節目の年。日米交流のさらなる促進と日系コミュニティーの強化を図りつつ、ニューヨークに感謝の意を表することを目的にパレードは行われる。森大使は「当地では世界各国の民族が自国のパレードを行っている。日本の文化やアイデンティティーを確立する上でもパレード開催には大きな意味があり、日系人を含む日本人をまとまった形でアピールできるチャンスだ」とコメントした。
パレードはセントラル・パーク・ウェストを81丁目から69丁目まで南下する。ゴール地点にてジャパン・ストリート・フェアも催される
当日はセントラル・パーク・ウェストを81丁目から69丁目まで南下する。80以上の日系コミュニティーがパレードに参加し、みこし、太鼓、ダンス、武道、日本をテーマにしたファッション、音楽など伝統的な文化に加え、コンテンポラリーな日本の魅力をニューヨーカーに発信する。また、パレードと並行して、69丁目のセントラル・パーク・ウェストとコロンバスアベニューの間で、フードテントを含むジャパン・ストリート・フェアも開催される。オープニングセレモニーは14日午後12時30分から(70丁目付近)。