ミッドタウン&#
最近オープンした注目のレストランや話題のスポットなどをピックアップ
<Steakhouse>
カルネ・バイ・アローラ
マンハッタンの人気イタリアンステーキがブルックリンへ
伝統的なイタリア料理をステーキハウスで
ダウンタウンブルックリン地区のヒルトン内に先月下旬にオープンした「カルネ・バイ・アローラ」は、イタリアの伝統とニューヨークのモダンが交差する話題のステーキハウス。かつてロープ工場だった歴史的建物をリノベーションした空間でいただく看板料理は、骨付きリブアイを豪快に炭火で焼き上げた「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」。ジューシーな肉の旨味と香ばしい焦げの風味が楽しめる本格派だ。自家製パスタやシーフードメニュー、イタリア産ワインも豊富で、バーエリアでは軽めの前菜とカクテルも楽しめる。ブルックリン区の産業遺産と洗練された食文化が融合したこの店は、まさに“今”のニューヨークを象徴する一軒だ。
名物「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」(中)マリンブルーのインテリアが印象的な店内(右)サフラン香る「オッソブーコ・ミラネーゼ」
Carne by Allora
140 Schermerhorn St., Brooklyn, NY 11201
alloraristorantenyc.com/carne-by-allora
<Bar>
バー・レーヴ
パリのベル・エポック時代をテーマにしたカクテルバー
フルーツを使った創作カクテルが人気
ブルックリン区スミスストリートに先月中旬、静かに扉を開いた「バー・レーヴ」。その名が示す“夢”のごとく、訪れる人を非日常へ誘う大人の隠れ家だ。アールデコ調のランプが柔らかく灯り、磨かれたグラスに灯りが揺れる。オープニングメニューは印象派の絵画をテーマに構成され、モネやルノワールの名を冠したカクテルが並ぶ。フレンチリキュールを軸に、柑橘やハーブを効かせた構成はどれも完成度が高い。ジャズとローファイが溶け合う音の中で、時がゆるやかに流れていく。都会の喧騒を離れ、感性で味わう“夢の夜”を演出する「バー・レーヴ」は、ブルックリン区に新たな光を灯している。

(左)クラシックカクテルにフランスのエッセンスを添えた一杯(中)赤いベルベットが印象的な店内(右)フレンチ風スナックも揃う
Bar Rêve
222 Smith St., Brooklyn, NY 11231
barreve.com
<Bakery>
ボロ・ボロ
手仕事のぬくもりとスパイスの香り
五感で“異国の朝”を感じられるカフェ
ブルックリン区コブルヒル地区に先月上旬に誕生した「ボロ・ボロ」は、インドの菓子文化とブルックリン区のカフェスタイルを融合させた注目のベーカリーカフェ。店内に一歩足を踏み入れると、カルダモンやローズの香りがふわりと漂い、朝の空気がやわらかく染まる。マサラ香るバンズや黒ごまローズラテ、ラズ・マライを思わせるスイーツラテなど、伝統をモダンに昇華させたメニューが並び、ひと口ごとに新しい発見がある。小ロットで丁寧に焼き上げられるペイストリーは香ばしく、手仕事の温もりが感じられる。テラコッタ色の壁と照明が織りなす空間は、ブルックリン区の日常に“旅”の余韻をもたらしてくれる。

(左)ライチブルー抹茶タルト(中)ローズバニラペストリークリーム入りシュー(右)コーンカスタードカップケーキ
Bolo Bolo
196 Court St., Brooklyn, NY 11201
instagram.com/bolobolonyc/



