K-POPを代表するアーティスト・BTSが先月、兵役 を経てグループとして約4年ぶりに活動を再開した。 先月21日に韓国・ソウルで行われたコンサートは世 界配信され1840万人の視聴者を集めた。先月15日 にはNetflixアニメ『KPop Demon Hunters』がア カデミー賞長編アニメ映画賞などを受賞。近年盛り 上がりを見せて久しいK-POPだったが、その勢いは 止まるところなく、新たなフェーズへと突入している。 その大きな波が押し寄せるのがニューヨークだ。
K-POPカルチャーを楽しむコツ
ニューヨークはK-POPカルチャーを味わうのには絶好の環境。東海岸の中でアーティストがコンサートを実施する一大拠点であることはもちろん、ファンたちのコミュニティーが息づいているからだ。クラブやカフェでのファンイベントが連日のように開催されるこの街では、K-POPはただ見て聞いて楽しむものではなく、自分自身がそこに参加するものとしてある。
そうしたファンダム(コミュニティー)に参加するのには、まずはSNSで情報を収集するのが一番。インスタグラムやXなどでニューヨークのK-POP関連情報を発信し、総フォロワー数は1万人を超える「kpop nyc」にインタビューした。
―なぜ、K-POPは人気なのでしょう。
2019年にニューヨーク周辺のK-POPイベントについてTwitterで投稿を始めた頃から、人気は着実に高まっていました。特に20年以降は関心が明らかに急増し、コンサートやイベントに参加するファンの数も増えました。
K-POPがここまで人気を集めている理由は、その中に多様なジャンルやコンセプトがあり、誰にでも合うファンダムが存在するからだと思います。ロック、ラップ、R&B、EDMなど、さまざまなジャンルが含まれているんです。ニューヨークで特に大きいと感じるファンダムは、ARMY(BTS)、Ahgase(GOT7)、Atiny(ATEEZ)、NCTzen(NCT)、Once(TWICE)、Stay(Stray Kids)、Blink(BLACKPINK、 Engene(ENHYPEN)、Carat(SEVENTEEN)、Monbebe(MONSTA X)です。人々はそうしたコミュニティーを求めており、K-POPはそれを生み出しているんです。
―特に今はBTSの活動再開が世界中で話題になっていますね。
今回のカムバックはしばらく前から多くの人が待ち望んでいました。このアルバムのリリースを祝うイベントも数多く開催されています。メンバー全員がそれぞれのソロプロジェクトに取り組んだあと、全員で今回のアルバムでどのような方向性を見せるのか、とても楽しみにしていました。私自身、もう何度かアルバムを聴きましたが、特に「Body to Body」と「they don’t know ’bout us」は素晴らしいですね。
―なぜ、SNSで発信を始めたのでしょう。どんな情報をアップしていますか。
私が活動を始めた19年頃は、ニューヨークのBTS関連のイベントに特化したアカウントはいくつかありましたが、他のファンダムにとっては自分たちのイベント情報を広めるのがやや難しい状況でした。そこで、さまざまなグループやアーティストのイベント情報を一つの場所で共有できる場を作りたいと考えました。
ニューヨークエリアで行われる、カフェイベントやランダムプレイダンス、ショップのポップアップ、クラブイベント、アーティスト関連のイベント、コンサートのミートアップやファンプロジェクトなど、さまざまな情報を発信しています。
―ニューヨークでK-POPカルチャーを楽しむコツを教えてください。
「KPOP NARA」や「hello82」のようなK-POPショップを訪れるのがおすすめです。フォトカード交換会やアルバム発売イベントなどがよく開催されており、ファンが集まる機会になっています。 K-POPコミュニティは非常に多様です。さまざまなバックグラウンドや年齢層の人々がこうしたイベントに参加しているんです。
ニューヨークのK-POPシーンは、この数年で大きく進化してきました。初期の頃は主にカフェイベントやカップスリーブイベントが中心でしたが、最近ではクラブイベントが増えてきていると感じています。K-POPに少しでも興味がある方は、ぜひダンスクラスやカフェイベントに参加したり、ショップに足を運んだりしてみてください。K-POPコミュニティーを支えているイベントやローカルビジネスを、ぜひ引き続き応援してもらえたら嬉しいです。
【プロフィール】
kpop nyc
ニューヨーク市周辺で開催されるK–POPイベント情報を更新するファンアカウント。X:@kpopnyc インスタグラム:@kpopnyc1 等で発信。