【第1回】世界中の観光客から愛されるメキシコ随一のリゾート地”カンクン(Cancún)”

HISインターインターナショナル様から取材旅行の機会を頂き、5月27日〜29日までメキシコ・カンクンへジャピオンスタッフNが実際に行ってきた。

魅力あふれるカンクンについて、3本立てで紹介をしていく。

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第1回: 「カンクンについて」

第2回: 「ユナイテッド航空でカリブ海リゾート/滞在ホテル先のプラヤムヘーレスについて」

第3回:「ピンクレイク(ピンクラグーン)とは」

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メキシコのCancúnと聞くと、何を思い浮かべるだろうか。

白砂のビーチと透明な海ではないだろうか?実際、私も行くまでは、その2つしか浮かばなかった。恥ずかしながら、有名どころの「セノーテ」や「ピンクレイク」などは知らず、ただただ沖縄やハワイにあるような綺麗なビーチと海しか無いのだろうと思っていた。

実際、行ってみると全く違っていて驚いた。訪れるべき場所が多数あるため、読者の方におすすめを紹介したい。結論からお伝えすると、カンクンに行ったことない方は是非、行ってほしい。家族で行くのも良し、友達・カップルで行くのも最適であり、1人旅でも十分楽しめる。まさに万能観光地である。

もし海外での運転が苦で無ければ、レンタカーを借りて、最近国際空港ができたと話題のリゾート地「Tulum」や他のエリアを回るのをアリだ。

カンクンについて

今や世界屈指のリゾート地となったカンクンだが、カンクンの歴史はそんなに長いものではない。今の立ち位置に来るまでのカンクンを時系列で少し深掘り。

<16世紀>

スペインがメキシコを植民地化すると、カンクンのあるユカタン半島もスペインの支配下へ。

<19世紀〜1960年代後半>

ほぼ誰も住んでいない、かろうじて小規模の漁村として存在。地元の漁師のみ、農作物にも適していない上に周囲は未開発のジャングルでメキシコ政府から全く眼中にされず。

<1970年4月20日〜>

メキシコ政府が観光産業を経済の柱の一つにすることを決定。

これまで全く見向きもされなかったカンクンが計画的に国際的なリゾート地として開発されることが決定。政府の観光開発基金(FONATUR)がカンクンをモデルケースとして選び、国を挙げて一大プロジェクに。

当時、インフラも無く、まずは地元民作りからスタート。

ダウンタウンでは土地をほぼ無料で分け与え、他エリアに住んでるメキシコ人の移住を呼びかけ。この時、まだ空港や道路も無い状態。

<以降>

次第に計画は進み、まずはアメリカからの旅行者を呼び込みに成功。メキシコの中のアメリカ化が進む。メキシコでの最初のDomino’s Mexican Pizza 1号店はカンクン。当時はまだメキシコ人もカンクンに来ることは少なかったよう。

それからもカンクンの開発は止まることを知らず、2025年今でもホテルゾーンだけで無く、市民の住むダウンタウンの開発も合わせてとどまることを知らない。

人口も現在(2020年)では驚異的な23倍に(※1980年比較)。今年でカンクンが開発されて55年目です。


筆者の個人的なカンクンへの評価

気候

★★★★★

カンクンは5月に入ると、暑い季節が始る為、日中は結構暑い。

最高気温は約32℃に達して湿度も高いため、蒸し暑さを感じるときもある。少し日本の夏に近いイメージ。 おすすめは軽くて涼しいTシャツ、ショートパンツ、サンダルなど通気性の良い服装。但し、オールインクルーシブホテルに滞在の方は、ドレスコードがあるので、長ズボン・襟付きのシャツを1着づつ持参必須。

治安

★★★★☆

滞在中、強引な客引きや危険な事に全く遭遇する事なく、治安はとても良い印象を受けた。但し、夜間や暗い道等は最低限注意が必要。

物価

★★☆☆☆

勿論、アメリカより物価は安く、1食$10以下で食べられる。但し、観光地の為、お土産等は観光地価格。

水回り事情

★★★☆☆

個人的に不安であった水回りに関しては、全く問題無く、滞在したホテルのシャワーの水圧も十分で、公衆便所も使用する上でなに不自由なかった。

メキシコでは水道水をうがいや歯磨きに使用するのは問題ないが、石灰分が強い水質のため、日本人には合わないと言われている。常にミネラルウォーターを使用するのがベター。

第1回目はここで終わり。次回に続く。

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