今月8日、ニュ&
ニューヨーク市マンハッタン区の碁盤の目状の東西方向の通りに太陽が沈む天文現象、マンハッタンヘンジ。まるで計算されたかのように夕陽がビルの谷間を一直線に照らす光景は壮観で、自然と都市が織りなす絶景を撮影するため、ニューヨーカーだけでなく、世界中から多くの写真家や観光客が集まる奇跡の瞬間だ。この現象は、イギリスの古代遺跡「ストーンヘンジ」にちなみ、天体物理学者のニール・ドグラス・タイソンが命名。今年もこの夏の風物詩が5月末にやってくるのだ。
おすすめの観賞スポットは、14、23、34、42ストリートといった視界の開けた広い大通り。特に34ストリートはエンパイアステートビルとのコラボがフォトジェニックで人気のスポットだ。また42ストリートと1アベニュー付近のチューダーシティーの陸橋も、混雑が予想されるが写真撮影には最適だ。
ぜひあなたもマンハッタン区のビル群と夕陽の共演を自分の目で体験し、ちょっと特別な帰り道にしてみては。
2025年マンハッタンヘンジ日程(予定)
5月28日(水)午後8時13分ごろ ハーフサン(太陽の半分が通りに沈む)
5月29日(木)午後8時12分ごろ フルサン(太陽が完全に通りの中心に沈む)
7月11日(金)午後8時20分ごろ フルサン
7月12日(土)午後8時22分ごろ ハーフサン
日の出のマンハッタンヘンジ(リバースマンハッタンヘンジ)も1月上旬と11月下旬に観測されますが、日没のマンハッタンヘンジのほうが圧倒的人気!