巻頭特集

オーダーメードで制作するアーティストや教室で教える講師の「縫う、編む、織る」作品

実践編 1
カンタン編み物

講師としても活躍する郷津由美子さんに、自宅できるスヌードとマスクの編み方を聞いた。


スヌード

〈材料〉

毛糸…バルキー(Bulky)ぐらいの太さ4種、合計200〜250g
2本棒針(USサイズ10.5号)
毛糸とじ針

 

〈寸法〉

出来上がり寸法=長さ約170cm、幅18cm

〈編み方〉

ガター編み

 


1. 指に掛ける方法で、24目作り目を作る。A(※毛糸4種はABCDと表記)の糸をガター編み(全ての段を裏目で編む)で42cm編み、Bの糸に変えて43cm編む。Cに変えて42cm、そしてDを43cm編んで、最後は伏せ止めをして終える。

 

 

 

 

 

2. 編み始めと編み終わりを、毛糸針で表から巻き止めにして付ける。このときに、付き合わせになるように注意して綴じる。

3. いらない糸を、針で同じ糸を使って編み、目と目の間に入れて始末する。その後、スチームアイロンを当て布をして掛ける。

 

完成

ポイント

アイロンで形などを整える。ウールの入った糸の場合は、スチームを掛けるとふんわり仕上がる。

写真のスヌードは、モノトーン系の糸で編んでいるが、明るい色の糸で編むのもすてき。糸は自分の好みで、何色でも好きに変えて、色を一色から数色選んでみてもよい。もし異素材の糸を混ぜて編むならば、糸の太さが大体同じくらいになるよう均一に編む。

All photos by Yumiko Gozu


洗える手編みマスク

〈材料〉

シルク、コットンなどの糸1玉(50gで糸の長さが110〜120mぐらいの物)
2本棒針(日本サイズ6、7号/USサイズ5、6号)
かぎ針(日本サイズ5号/USサイズF)
毛糸の閉じ針、縫い針、縫い糸
マスク裏布用の布(横24cm x 縦16cm)

 

 

〈寸法〉

本体横幅(広げた状態で)20〜21cm、縦幅(中心で測る)12〜13cm

〈編み方〉

マスク部分=二目ゴム編み、かのこ編み/掛けひも部分=チェーンステッチ、細(こま)編み

 


1. 6号針で作り目を22目作り、2目ゴム編み(表目と裏目を縦に2目ずつ交互に編む)で10段(3.5cm)編む。

2.針を7号針に変えて、かのこ編み(表目・裏目を縦横に交互に組み合わて編む)42段(約13cm)編む。その後、針を6号針に変えて二目ゴム編みし、10段編んで伏せ止めする。

3.掛けひもの部分は、5号かぎ針でチェーンステッチ(くさり状に編む)で26目編んで、細編み(前のくさりをすくって編む)を1段編む。

4.両耳に掛けるため、2本ひもを編む。このとき編み始めと編み終わりは、約10cm糸を残しておく。残しておいた糸を利用して、左右の二目ゴム編みの端と端に、ひもを裏から縫って閉じ付ける。

〈裏布を付ける場合〉

かのこ編みをした部分の寸法を測り、その寸法に1cmの縫い代を付けて布を裁断する。縫い代を内側に折り、アイロンを掛けておく。布の表側を上にして、回りをまつり縫いしてマスクの裏に綴じ付ける。仕上げにアイロンを掛けて、布を落ち着かせる。

ポイント

裏布はワイシャツやハンカチなどコットンを利用。洗うときは手洗いで、タオルの上などに平に置き乾かす。裏布を付けない場合は、市販マスクの上から使用し、マスクカバーにも使える。

 

教えてくれた人

郷津由美子さん

編み物教室「YUMIKNIT New York」主宰。
日本クラブのカルチャー講座講師も務める。

※今月も編み物教室を開催予定。詳細は、日本クラブカルチャー講座(nipponclub.org/culture)を確認。

【問い合わせ】

yumiknitny0426@gmail.com
yumiknit.com

               

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