編集部スペシャルレポート

観客参加型アート「Bark Tarot」 9月6日(土)ダンボで開催

来る9月6日、ニューヨークで活動するインスタレーションアーティスト、西田栄子さんがブルックリン区ダンボ地区で観客参加型インスタレーション「Bark Tarot」を屋外展示する。「Bark Tarot」は展示される都市で発行されている多言語の新聞から切り抜いた言葉を貼り付けた樹皮で構成される立体作品。観客は設置された2000個強の樹皮から一つを選び、その言葉に対して多様な解釈の可能性を探り、生活の中で見過ごされがちな言葉の力と意味を再発見する。西田さんは「言葉は生きている存在。個人の視点によって、さまざまに変化するその『ゆらぎ』に気づくきっかけになれば」と語る。選んだ樹皮は記念に持ち帰ることができる。

英語の非ネイティブスピーカーであるアーティスト自身が日々辞書を使う中で、言葉本来の定義、記事内で使用されることで加わった意味、そこから取り出すことで個人の記憶や経験に基づく意味の微妙な差に着目して生まれたシリーズ作品。これまでに米国、日本、韓国、メキシコの複数の会場で発表された。

Dumboパブリックアートシリーズ「The Six Foot Platform」
第1弾 「Bark Tarot」 西田栄子

9月6日(土)午後12時〜6時(雨天翌日に順延)
ダンボ ワシントン・ストリートとウォーター・ストリートの交差点
参加無料、事前登録不要
お問い合わせ: instagram.com/eiko_cooltiger

               

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