春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜
桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。
世界各地のライ麦パンを気軽に味わえるのが多民族都市ニューヨークのうれしいところ。おいしいライ麦パンが買えるベーカリーを厳選。
スモーベーカリー(SMØR Bakery)
店名のスモーとはデンマーク語でバターの意味。また、ライ麦パンを使ったデンマークのオープンサンドイッチ「スモーブロー(Smørrebrød)」の略語でもある。同店のライ麦パン(ホール16ドル、1/2本8ドル)は、スターターにサワードウを使う伝統的手法で焼かれたもの(3面参照)。2軒隣のカフェ&レストランでは、デンマーク風ホットドッグやパンケーキ、サラダ、卵料理などの他に5種類のスモーブロー(スモークサーモン、ニシンのカレー風味、ベーコンとエシャロットのチキンサラダ、ローストポテトのタラゴンアイオリ添え、ニシンの塩漬け。どれも9ドル50セント)を提供。スモーブローは一見小さめだが、かみ応えと独特の風味を持つライ麦パン、計算し尽くされた具材のコンビネーションで十分満足できる味。腹持ちもいい。
437 E. 12th St. (bet. 1st Ave. & Ave. A)/smorbakerynyc.com
オレ&スティーン(Ole & Steen)
1991年にデンマークのコペンハーゲンで開業。ロンドンに16店舗、ニューヨーク市内に3店舗を展開するカフェ&ベーカリー。ここのライ麦パンもサワードウスターターを使用。スカンジナビア地方に100年以上前から伝えられる手法で、仕込みから焼き上がりまで3日間かけるという本格的な味が自慢だ。キャロット、ソフトグレイン、シーデッドの3種類(いずれも9ドル45セント)あるが、おすすめはキャロットライ。かむほどにニンジンの甘さとライ麦パン独特の酸味が口いっぱいに広がる、リピート確実のおいしさ。キャロットライの生地にカボチャとヒマワリの種をまぶしてナッツの香ばしさを加えたライロール(2ドル25セント)はライ麦パン初心者にピッタリ。買ったその日はそのままで、翌日になって固くなったら、軽くトーストして。
518 Lexington Ave. (at 48th St.)/oleandsteen.us
オーワッシャーズ(Orwashers)
ハンガリー移民、エイブラハム・オーワッシャーさんの家族が1916年に中欧からの移民が多く住むアッパーイーストサイドのヨークビルに開業。2008年からはブレッドマスターのキース・コーエンさんが経営を引き継いで現在に至る。アップステートニューヨークの契約農家から仕入れた無漂白の小麦粉とロングアイランド産のワインを使ったオリジナルのスターターをブレンドし、手作業で成形し焼き上げるアルチザン・ワイン・ブレッドがシグネチャー。平日でも行列ができるほどの人気店だ。ライ麦パンはプンパーニッケル・レーズン・ウォルナッツ(11ドル75セント)、ニューヨークライ(6ドル25セント)、キャラウェーシード(6ドル25セント)の3種類。具材の味を邪魔しないニューヨークライはサンドイッチに。デリの味を再現できる。
308 E. 78th St. (bet. 1st & 2nd Aves.)/orwashers.com
ニューヨークブレッド(New York Bread Inc.)
コニーアイランドにほど近いネプチューンアベニューにあるロシアンベーカリー&グロッサリーストア。ロシアをはじめ、ウクライナやリトアニアなど旧ソ連邦の国々に伝わるレシピを再現したライ麦、全粒粉、白パンを30種類以上販売。ほとんどがライ麦パンで、その数なんと28種類! コリアンダーの種をまぶしたボロディンスキー、キャラウェーの種やアニスが入ったラジビル、ロシア産ライ麦100%を使い、36時間発酵させ、糖蜜、モルト、キャラウェーの種で味付けし、レーズン、ヘーゼルナッツ、プルーンが入ったバルチックライは、「ブラック・ルースター・バルチック・ライ」のブランド名でグルメマーケットに卸している。入り口を入ってすぐ右がパン売り場。奥が工場になっており、焼き立てのパンがその場で買える。
2201 Neptune Ave., Brooklyn, NY 11224/nybread.org
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竹田 寿司の流れに身をまかせ「桜の季節限定」メニューに耽溺 メニューはお寿司を中心とした全19品のお
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