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「KidSuper Studios」は、ブルックリン区発の急上昇ストリートウェアブランド。ポップで遊び心あふれるデザインと、ファンとの距離感を大事にするユニークなブランド体験が人気の秘密だ。Tシャツやパーカー、キャップなど日常に溶け込むアイテムから、アートやコラボグッズまで幅広く展開している。
11月27日(木)深夜11時59分から午前3時まで、そんなKidSuper Studiosで、秘密めいた“真夜中だけのブラックフライデーセール”が開催された。告知は直前のInstagramストーリーズと、メール登録者へのメールのみ。それでも店前には開始3時間前から人が集まり、オープン直前には100人以上の大行列に。
このセールの肝は「バーターで何か持ってきて」というユニークなルール。任意とはいえ、買い物を終えた客は列に向かって「絶対やったほうがいい!」と力説。編集部も日本酒とお猪口を握りしめ、期待満々で参戦。
約45分並んで店内へ。既にオンラインセールより安いのだが、さらに驚いたのは会計で値段が決まるというシステム。ブランド創業者でデザイナーのコルム・ディレイン氏本人が、持ち込んだバーター品を見て、その満足度に応じてディスカウントを決める。
実際、この夜はほぼ全員がサービスやディスカウントを受けていた様子。バーターの中身が豪華でなくても、面白さ・熱意・意外性で値引き幅が変わる、“人間味ゴリゴリ”の採点方式。Kidsuperらしさ満点だ。
そして編集部の番。日本酒とお猪口を差し出すと、
「Sake! Sick!」とコルム氏が大喜び。…ただし、お猪口には完全ノーリアクション(笑)
Tシャツ・パーカー・キャップの125ドル相当が、なんと54ドルに。さらにコルム氏がインスタストーリーズに投稿してくれるという嬉しいサプライズまでついた。

店内では、物を持っていくだけではなく、交渉バトルも活発。
- 腕立て伏せの回数 × 1ドル引き
- その場でダンス披露
- 手作り料理や竹製の蒸し器の持ち込み
など、“交換とは何か?”の概念を軽く飛び越える自由さ。袋いっぱいに商品を詰め込みながら「とにかく交渉よ!」と言う強者も。
クレジット:@kidsuper(Instagramストーリーズ)
イベント全体は単なる深夜セールというより、ブランドがファンに愛を返すお祭りそのもの。帰り際には、過去コラボと思われるロングジャケット(ノベルティかも?)が一人ひとりに配られる大盤振る舞いまで。
初体験の“深夜の交渉型ブラックフライデー”。熱気と笑いに包まれたユニークな体験で、編集部はすっかりKidsuperの虜に。最高にワクワクする夜だった。
店内のブラックフライデーセールは30日(日)までやっている様子。この機会にぜひ行ってみてほしい。
KidSuper Studios
158 Roebling St, Brooklyn NY 11211




