歴史的名盤レコードを掘る! 今週の1枚

第30回 今週のレコード:Optical Sunrise / Spectrum 2 (Spectrum)

今、米国の若い世代の間で1970年代後半から80年代にかけて日本で大流行したシティーポップを中心に熱狂的なファンが増えている。ブルックリン区に店を構え、レアものを揃えるフェイスレコードの間宮さんが選ぶ名曲を通して、その魅力を探ってみたい。


ジャパニーズフュージョンの名盤 TikTokきっかけで話題沸騰中

今、米国で人気が沸騰しているジャパニーズフュージョンのスペクトラムをご紹介。

トランペット奏者の新田一郎が率いるグループで、高中正義、カシオペア、スクェアとともに注目を集めている。新田は非常に高いファルセットで歌い、トランペット吹奏時は身体を揺らしながら吹くのが特徴だ。そんな彼らのアルバムから、今回は一番ウォントの多いセカンドアルバムをピック。なんといっても、A面の2曲目『F-L-Y』がTikTokでバズったようで、大人気曲となっている。ドラマチックな演奏に高揚感のあるボーカルが駆け巡る、マスターピースだ。また、ファンキーな『In The Space』からメロウな曲『Song』まで、聴きどころは満載。

Spotifyでは『F-L-Y』が4000万回も再生され、それにともなってレコードの価格もうなぎ上り。ちなみに再発盤のリリースはされておらず、もしもオリジナル盤を見つけたら、ぜひ入手してほしい。


フェイスレコード

2018年にウィリアムズバーグ地区にオープン(営業は木曜日から日曜日の午後1時〜7時)。シティーポップをはじめ、山下達郎、竹内まりや、坂本龍一、YMOなどに代表される日本の音楽を中心に、ヒップホップや日本盤のジャズロックなども豊富に取り扱う。在庫数は8000枚、新入荷は毎週金曜日。レコードの買い取りも受け付け中。1994年に東京で創業し、現在は日本全国に全6店舗展開中。


間宮祐一

横浜市出身。脱サラし、2015年からニューヨーク在住。18年に同店をオープン。自身も筋金入りのレコードコレクター。また、ヒップホップの楽曲制作も行い、2020年に客演に『Freddie Gibbs』(グラミー賞ノミネーター)を迎えたシングルレコードを発表。座右の銘は「NO VINYL NO LIFE」。

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