冬に飲みたくなる、贈りたくなる ウイスキーの魅力を再発見

地元のウイスキーを味わいたいならばこの店

『ザ・ウイスキー・ショップ』

レンガの壁と剥き出しの天井が味のある店内

ウィリアムズバーグ地区に佇む同店は、米国産のものにこだわったウイスキーを揃えている。特に力を入れているのが、地元の蒸溜所で作られているウイスキーだ。ニューヨーク州には160以上の蒸溜所があり、ブルックリン区だけでも20以上も存在する。そんな中から選りすぐりのブランドを集めている同店は、他にもワインやリカーのラインナップも充実しており、全てのボトルに一眼見ただけでわかるよう値段と特徴が書かれている。もちろん店のスタッフに聞いても親切に対応してくれるフレンドリーな店とあってマンハッタン区からわざわざ買いに足を運ぶ客も多いようだ。

スタッフのグレースさんはウイスキーの知識も豊富

店内の一角には、ブルックリン区の蒸留所で作られたウイスキーコーナーも

随時新入荷のボトルが並ぶので訪れる度に新しいウイスキーやワインに出会えるのも嬉しい


同店人気のウイスキーはこの2本!

Willett Pot Still Bourbon (Willett Distillery)

ウィレット・ポット・スティル・バーボン

ケンタッキー州にあるウィレット蒸溜所で作られる少量生産バーボン。「ポットスチル」と呼ばれるウイスキー作りの要となる、蒸溜工程で使用される蒸溜器の形をしたボトルが個性的だ。柑橘類やキャラメル、コショウの香りが特徴で、やや甘味がありまろやかな味わい。

Breuckelen 77 Whiskey Bourbon Rye

ブルーケレン・77・ウイスキー・バーボン・ライ

サンセットパーク地区にあるブルーケレン蒸溜所で作られるストレートバーボンとライ麦のブレンド。バニラビーンズや柑橘類の皮、ベーキングスパイスなどを使用している。バーボンの甘さと深み、ライ麦のスパイスと複雑さがバランスのとれた風味豊かな味わいが人気。

グレースさんおすすめ

私のおすすめは、ブルックリン区にあるキングスカウンティー蒸溜所の『スパイスド・フレバード・ウイスキー』です。人工香料や砂糖を加えず、シナモンやカルダモン、ナツメグ、黒胡椒、クローブなど生の乾燥スパイスを使用しています。ストレートで飲んでもいいし、トディ、エッグノッグにも入れて楽しむこともできるので、これからの季節はギフトにもぴったりです。

The Whiskey Shop

TEL: 718-384-7467

44 Berry St., Store 5., Brooklyn, NY 11249

whiskeyshopbrooklyn.com


マンハッタン区で買うならこのリカーショップ

オーク&バレル・ワイン&スピリッツ

2014年にオープンした同店は、レノックスヒル地区やアッパーイースト地区に住む富裕層から評判のリカーショップ。米国産を始め、スコッチ、アイリッシュ、カナディアンなど店内におよそ100種類ものウイスキーが並ぶ。

Oak and Barrel Wine & Spirits

235 E. 57th St./oakandbarrelnyc.com

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チェルシー・ワイン・ボールト

チェルシーマーケットの中にあるリカーショップ。一見、ワイン専門店のような佇まいだが、ウイスキーの品揃えは市内トップクラスで、日本産の高級な銘柄も豊富に揃えている。味の違いが分かる大人へのホリデーギフト探しにぴったりな一軒。

Chelsea Wine Vault

TEL: 212-462-4244/60 9th Ave.

IG: @chelseawineco_


400種類以上のボトルが並ぶウイスキー専門バー

今年で15周年を迎えるヘルズキッチン地区にあるウイスキー専門バー。オールドポップジャズが静かに流れる落ち着いた店内には、常時400種類以上の厳選されたウイスキーが揃う。中には、有名なスコッチのシングルモルト『ダルモア40』、1杯2000ドルもする代物もある。また、ジャパニーズウイスキーは10種類ほどあり、常連客の間でも人気なんだそうう。

ラフロイグ10

ウイスキーの聖地、スコットランドのアイラ島にある王室御用達のラフロイグ蒸溜所のフラッグシップモルト。爽快なピートの香りや磯の香りがありつつも、すっきりとした味わい(1杯32ドル)。

ヘブンヒル

今年、サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションで最も賞を獲得したケンタッキー州のヘブンヒル蒸溜所のバーボン。甘味は抑えめで、スパイシーな香りが後から抜ける(1杯32ドル)。

On the Rocks

TEL: 212-247-2055/696 10th Ave.

IG: @ontherocksnyc

               

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ニューヨーク発の洗練された洒脱な視点で、調査報道から小説や批評、コミックやイラストまで、多彩な記事を掲載する老舗週刊誌『ザ・ニューヨーカー』。昨年は創刊100周年を迎え、その節目を祝う企画やイベントが相次いで開催された。ニューヨーク公共図書館本館では記念展示が行われ(2月21日まで開催中)、それに連動した名物編集者らによる座談会形式のトークショーが9月に実施。さらに先月には編集部の舞台裏に密着したドキュメンタリー番組がネットフリックスで配信されるなど、同誌は改めて世界中から大きな注目を集めている。本特集ではその歴史と編集哲学に迫りたい。