巻頭特集

紫外線に当たることで起こるさまざまな弊害をきちんと把握しておこう！

2021.07.23

プロのメーキャップ直伝！
正しい紫外線対策のスキンケア

肌に大敵である紫外線。プロのメーキャップアーティストに、日頃から行える正しいスキンケアや日焼け止めの選び方について指南してもらおう。

――日焼けをすることが予想される日の正しいメーキャップや日焼け止めの選び方を教えてください。

まずは日焼け止めの種類をきちんと知ることが大切です。日焼け止めにもいろいろな種類があって、フェースクリームにＳＰＦが入っているタイプ、ジェルタイプの日焼け止め、クリームタイプの日焼け止め、スプレータイプの日焼け止めなどがあります。ビーチに行く日やアウトドアでガッツリ焼くぞ！という日はきちんとした準備をして行った方がいいです。まず、顔はローションなどでしっかりと保湿をした上で、ＳＰＦ入りのクリーム、日焼け止めを塗って、それから日焼け止めのスプレーをしてレイヤーしましょう。一種類日焼け止めを使えばいいというわけではなく、レイヤーすることで効果が倍増するからです。

メーキャップをするときも同様で、ＳＰＦ入りの下地、ファンデーションもＳＰＦ入りのものがいいです。そして最後にメークをした上から日焼け止めスプレーをするといいでしょう。意外と忘れがちなのがリップですが、夏の間はＳＰＦの入ったリップクリームがおすすめです。体はＳＰＦの入ったボディクリームを塗り、外出前に日焼け止めを塗るといいですよ。

目も日焼けをするので、サングラスはかけた方がいいですが、できればグラスの両面にＵＶ加工がしてあるものにしましょう。帽子もツバの広いものを被っていれば、さらに効果がありますね。

――多少日焼けをしたい人でも日焼け止めは塗った方がいいですか？

日焼けをしたい、したくないに関わらず、紫外線が強い時は必ず日焼け止めを塗ることが大切です。日焼け止めを塗らないと真っ赤になってやけど状態になり、何年も跡が残ることも。紫外線アレルギーが発症する恐れもあります。焼きたい派の人でもＳＰＦ15やＳＰＦ30のものを塗って奇麗に焼いてください。

――日に焼けてしまった時の応急処置的なスキンケアはありますか？

日焼けした肌はとても敏感になっているものとして扱ってください。まず、日焼けをしたらとにかく保湿が急務です。安価なものでもいいので、化粧水を惜しみなく使ってください。シートマスクを使うとムラなく保湿ができるので、顔にはシートマスクが一番効果的です。その後、かなりこってりめのクリームを塗って蓋をしましょう。体も顔同様、しっかり保湿してください。保湿効果、美肌効果のあるセラミドが入ったボディクリームは皮膚科医もすすめているものなので、効果も感じられると思います。スキンケアは女性が主にするイメージがありますが、特に日焼けをした後は男性も必ずケアが必要です。

あとは日焼けした後にはオレンジジュースやスイカなど、ビタミンＣが豊富に含まれた食品を取るのも効果的でしょう。ビタミンＣはメラニンの生成を抑える効果があります。