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ハーレムの文化的象徴「Studio Museum」が7年の歳月を経て、ついに新本館をオープンした。アフリカ系アーティストの創造拠点として半世紀以上の歴史を持つ同館は、今回の再始動で“地域に開かれた美術館”という理念をさらに強めている。
新たな建物は、建築家デヴィッド・アジャイによる7階建ての力強いデザイン。ハーレムの街並みに息づくブラウンストーン建築や教会、通りのストゥープをモチーフに、コミュニティーの日常とアートをつなぐ空間へと仕上げられた。ギャラリーに加え、アーティスト・イン・レジデンス、教育施設、屋外テラスなど多目的に使えるスペースが充実し、展示から交流まで一体的に育てられるのが特徴だ。
オープニングでは、館の歴史を象徴するトム・ロイドの回顧展や、19世紀から現代までを網羅するコレクション展、レジデンス作家の新作が並び、創造の多様性を鮮やかに提示。地域の家族経営カフェが参加するコミュニティースペースも整備され、街の生活に寄り添う美術館としての役割がより明確になった。
「芸術とコミュニティーの交差点として、ここから再び未来を描く」と語るディレクター、セルマ・ゴールデン。ハーレムの精神を受け継ぎながら、新しい文化拠点としてのページが静かに開かれた。
Studio Museum in Harlem
144 W. 125th St.
TEL: 212-864-4500/studiomuseum.org



