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LABUBUがメイシーズ・パレードに登場! “オワコン説”とのギャップは?

ホリデーシーズンの到来を告げるニューヨーク恒例の一大イベント「メイシーズ・サンクスギビング・デー・パレード」が今月27日に開催。巨大バルーンや華やかなフロートがマンハッタンを彩るなか、今年はPOP・MARTの人気キャラクター「LABUBU(ラブブ)」が初登場する。

SNSで拡散され、アジアを中心に国際的人気を獲得した“あの子”が、ついにニューヨークの空へ浮かび上がる。LABUBUは、愛嬌と奇妙さが混じる独特のビジュアルで知られ、ブラインドトイ市場を象徴する存在となった。限定モデルは高額転売され、抽選争奪戦も続いた。しかし近年はリセール価格が下落し、かつての熱狂は落ち着きつつある。海外メディアでは「熱狂から疲労へ」との表現も登場し、“オワコン説”も囁かれている。とはいえ、この変化をPOP・MART側は悲観していない。価格が適正化し、投機目的の購入が減ることで「ブランドとして健全に成長している」と前向きに捉えている。流行の一巡で市場が成熟期に入ったとの見方もある。

そんなLABUBUが、なぜいまニューヨークのメインイベントに採用されたのか。ここにはカルチャーの「時差」が見える。世界ではブームが落ち着いたとされる一方、多様な文化を受け入れるニューヨークでは、そのユニークな表情が依然新鮮に映るのだ。巨大バルーンの登場は、LABUBUの存在感をあらためて示す場となるだろう。“オワコン説”が語られる今だからこそ、ニューヨーク発で第二波が起きる可能性もある。ブームの行方は、当日のマンハッタンの空と観客の反応が教えてくれそうだ。

               

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