クラフトビール好きの輪が広がる乾杯コラム

今日もビールがうまい! クラフトビール好きの輪が広がる乾杯コラム <Vol.7>

本場アメリカのブルワリー&ビア・バー巡り

米国にはブルワリーと呼ばれるクラフトビール醸造所が多く存在する。国内においてブルワリーの数は9,200以上(※1)、ニューヨーク州だけでも440以上あり、大手ビールメーカーにまで成長した醸造所もあれば、地元の人々に長年愛されているような小さな醸造所もある。そんなビールの歴史と奥深さを探求し、ニューヨークを中心に注目のブルワリー&ビアバー紹介していく。

(※1)アメリカ・ブルワーズ・アソシエーション調べ/www.brewersassociation.org


今回は番外編として、ロングアイランド地区にあるスパークリングワイン専門のワイナリー「スパークリング・ポイント」を訪れた。ワイナリーの敷地内に建つテイスティングルームは、白を貴重した優雅でヨーロピリアンなテイストの雰囲気が魅力だ。

フランスのシャンパン地方で作られるシャンパーニュと同じ伝統的な技法で製造されているという同ワイナリーのスパークリングワインは、芳醇でフルーティかつドライな口当たりのラインナップが多く、食事との相性も良い。

2018 BLANC DE BLANCS」100%シャルドネで作られており、シトラス系フルーツ、アップルがほのかに香る

 

「2019 CUVÉE CARNAVAL BLANCS」セミドライかつ、フルーティな味わいと花の香りが魅力

訪れたら是非試して欲しいのが、「フラッグシップ・フライト3種類(20ドル)」。ドライでキリッとしたものから、コクと重さのあるタイプまで飲み比べることができる。製造工程を見学希望する場合は、75ドルでワイナリーツアーを事前に申し込むことも可能だ。他には、地元産のチーズや、パティシエによるスイーツとコラボレーションしたペアリングなども楽しめ、特別な時間を過ごすことができる。また、ウェディングパーティーの会場としても人気で、これからのシーズン大勢の人で賑わうので、訪れる際は予約することをすすめる。マンハッタンからは車で2時間半ほどかかるが、広大な自然の中に広がる葡萄畑を眺めながらの一杯は格別で、都会ではそう味わえない。

適した土壌で育つ美しい葡萄

 

40エーカーの広大な敷地に広がる葡萄畑を眺めながらのテイスティングは開放感があり格別

 

オンラインでも同ワイナリーのスパークリングワインを購入することが可能

Sparkling Pointe Vineyards & Winery
39750 County Rd 48, Southold, NY 11971
TEL: 631-765-0200
sparklingpointe.com

               

バックナンバー

Vol. 1312

秋到来! 週末のプチお出かけ ワシントンD.C.博物館を巡る旅

ニューヨークに負けずとも劣らない美術館や博物館の宝庫、ワシントンD.C.。今週はトランプ政権のD.E.I.政策に揺れるスミソニアン協会運営の博物館の中で、今のうちに訪れたい五つの施設を紹介する。

Vol. 1311

映画の街・NYを味わい尽くす フィルムカルチャー最新ガイド

映画が日常に溶け込む街・ニューヨーク。『ティファニーで朝食を』や『ゴッドファーザー』といった名作の舞台であり、今も『プラダを着た悪魔2』をはじめ数多くの作品の制作が続いている。世界中から映画ファンやクリエーターが集まり、大規模な国際映画祭から街角の小さなインディペンデント上映スペースまで、あらゆる映画体験の場が点在している。そんなニューヨークの映画文化(フィルムカルチャー)の最前線を探ってみたい。

Vol. 1310

私たち、こんなことやってます!

事業発展に伴う税務を全米対応でサポートするAA&TC, Inc. 代表・税理士のナムさん、日米の複雑な国際案件にも対応するGIIP 日米国際会計事務所マネージングパートナー・公認会計士の佐藤さん、パートナー・税理士の伊東さんに話を伺った。

Vol. 1309

夏の夜にレコードを  〜響き続けるアナログの魅力〜

今、日米でレコード人気が勢いづいている。特に若年層を中心に音楽配信とは異なる魅力で、特別な体験や満足感を得ようとする傾向が主流になりつつあるようだ。いつまでも大人たちを魅了してやまないレコード。こよいは夜風に吹かれながらレコードで音楽鑑賞を楽しんでみては。