元NFLチアリーダーが、海外に住む子育て世代の読者に向けて、ポジティブなマインドセットを養うメソッドを紹介する連載。
【今週の語り手: 河田】
皆さんこんにちは。アメリカでは、長い夏休みもいよいよ終わりを迎えますね。YA CHEERでも多くの生徒が一時帰国をしていました。旅行先や、おばあちゃんの家から参加という子どもたちも多かったので、改めてどこでも好きな場所からレッスンを受けられるオンラインの良さを感じました。
さて、夏休みが終われば学年やクラスが変わり、子どもたちも新生活が始まります。新しい友達や先生との出会いがあり、ワクワクと不安が入り混じっているお子さまもいるでしょうし、それを見守る保護者の皆さまもドキドキですよね。今日は、新しいことに一歩踏み出すことの大切さについてお話ししたいと思います。
レッスン時の様子。生徒一人ひとりに向き合い、それぞれにあった指導を行います
人は変化を好まない生き物
人間というのは、新しい環境に飛び込むことが苦手で、変化を好まない生き物です。身を守ることは、生き残るための本能なんですよね。子どもの頃は、クラス替えや引っ越し、親に勧められて始める習い事など、自分の意思とは関係なく、新しい環境に身を置かなければならない状況があります。大人になるとそういったことも少なくなり、今の状態や生活を変えることが不安で、一歩が踏み出しにくくなります。
やりたいことがあっても、実際に一歩踏み出すことが怖い人は多いのではないでしょうか。成長段階で、どこからそういう思考が生まれるのか考えてみると、一つのことを極め、長く続けるということで賞賛を受ける社会的背景もあるのではないかと思います。もちろん忍耐力や継続力など、長く続けることでしか得られないものもあります。一方で、フットワークを軽く、興味のあることは何でもチャレンジしてみるという価値観を大人になっても持ち続けるには、「新しい環境に身を置くことに慣れる」ということが大切なのではと考えます。つまり、新しい世界に触れることや、人との出会いを定期的に行うということです。
変化を恐れずに挑戦をする
私は、プロのチアリーダーとして7年間活動し、学生時代からのチアリーダー歴でいうと10年を越えるのですが、引退する時に現役チアリーダーとしてのアイデンティティーがなくなるのがとても怖かったです。毎日練習があり、生活スタイルや人付き合いもルーティン化されている中で、自分自身や生活、環境がどのように変化していくのか予測できないことが不安でした。
今振り返ってみると、狭い世界で生きていたなと思い、新しい出会いに感謝する私ですが、当時は「私どうなっちゃうの〜」と新しい生活へ恐怖を覚えていました。新しい環境に身を置くことに慣れていれば、これからの変化を楽しみに生活が出来たのではと思います。
私の子どもにも、変化を恐れずに挑戦し続けてほしいので、親として今後どのようにアプローチしていこうかと考えています。これから新学期が始まるタイミングなので、ぜひ新しいことにチャレンジしてみてください。YA CHEERでも、9月の1週目に体験会を行います。興味のある方は、気軽に申し込みいただければと思います。
講師プロフィール
河田侑子
6歳から新体操、高校からチアダンスを始める。
日本代表として出場した全米チアダンス大会で準優勝。
大学卒業後、NFL Dallas Cowboys Cheerleadersで活動する。現在、夫と息子とアリゾナに在住。
橋詰あずさ
5歳よりクラシックバレエを習い、高校でバレエ留学する。
大学卒業後、IBM BigBlue Cheerleadersに在籍。2016年に来米し、NFL Washington Redskins Cheerleadersで活動。
現在、夫と息子とタイで3人暮らし。
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月に一度、無料のオンライン体験レッスンを開催!
次回の開催日: 9月6日(火)
- 【午後6時〜6時45分】4歳〜小学校低学(Cheer1)
- 【午後7時〜7時45分】小学校中学年以上(Cheer2)
ダンス経験者、中高生の体験クラスも受付中。申し込みや詳細、問い合わせは下記のURLかQRコードから。
yacheerdance.com
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