2015/10/30発行 ジャピオン837号掲載記事

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軟式野球チーム「ピギーズ」

「楽しく、真剣に」が身上 全員野球で勝ち目指す

 雲一つない紺ぺきの空に快音響き、白い打球が円弧を描く。ランドールズ島で12日、軟式野球チーム「ピギーズ」の今季最後の練習試合が行われた。ピギーズは17年前に創立した伝統ある球団。日系人会主催の軟式リーグに所属し、プレーオフに複数回進出した実績がある。今季の戦績は振るわなかったが「練習不足が敗因でした。来年は勝てるチームに生まれ変わります」と山本勇人監督は早くも将来を見据える。
 
 目指すのはあくまでも「強くて楽しいチーム」。年長のベテラン瀬戸英次郎外野手は、「ウチは試合に参加した選手全員に打席を与えます。だって、週末に早起きしてきたのに、試合に出られなかったらつまらないじゃないですか」。メンバーの年齢層は20~40代後半で、職業もさまざま。野球の経験値も異なる。
 
 対戦相手は、三菱商事のITソリューション分社MIBS。7回制の試合はMIBSの先攻で始まる。ピギーズの先発投手は先頭打者を死球で出塁させ、2番バッターの左前打で早速得点圏に進塁させてしまった。さらに3盗も決められノーアウトのまま危機を迎えるが、続く3番を内野ゴロで併殺。4番の右前適時打で1点先取されたが、5番を手堅くサードゴロに打ち取った。
 
 1回裏、ピギーズの攻撃は1番Sから。左翼前に豪快な二塁打を放つと、続く寺井聡、3番山野もヒットで続き、先頭打者山田が生還して同点に。「いいぞ、いいぞ!」の掛け声でピギーズの打線は火を吹き、あっという間に9―1と大量リード。打順は1イニングで1回り半した。
 
 2回以降は投手の緩急織り交ぜた配球が安定。思うようにバットが合わないMIBSを尻目にピギーズは着実に得点を重ね、ラスト7回表を16―4で迎える。ここで山本監督は左翼の今野幸之助をクローザーに起用。全身で絞り出す豪速球で見事1失点に抑え、結局16―6でピギーズが勝利した。
 
 「今日は大勝でした。相手チームは、仲のいいサークル仲間のような存在」と余裕の山本監督。勝敗に関係なく両軍晴れやかな笑顔で握手した。
 
 試合後は、球場近くの公園でバーベキュー懇親会。参加16年目でチームの世話役の野崎友徳捕手がビール片手に「年齢を重ねても楽しめるのが野球の魅力。来年はそろそろプレーオフに出場したいですね」と抱負を語れば、若手の龍一気外野手は「ウチならではのチームワークが炸裂すればプレーオフも夢じゃない」と熱く鼓舞した。

この日は、入団2年目の龍一気外野手の左が炸裂。今季は9割近い打率を維持したという
モットーは「楽しく、真剣に」。野球の経験値を問わず、和気あいあいとしたチーム
最終回はクローザー今野幸之助投手の豪速球も奏功し、見事勝利
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山本勇人監督
 ピギーズの魅力は、メンバーの多彩な顔ぶれです。僕らのようなIT技術者や駐在員もいれば、ハリウッドセレブ御用達のヘアスタイリスト、日本料理のシェフ、そして若い学生たちなど、バラエティーに富んでいます。経験値はさまざまですが、みんなリーグで勝つために一丸となっています。特に、今日は若手の活躍に目を見張りました。彼らこそ来季の主力です。試合は、ランドールズ島やニュージャージーで行いますが、毎回、選手の家族から愛犬まで応援に駆けつけ、和気あいあいとした雰囲気です。球団のモットーは17年前の創立時から変わらず「全員参加で楽しい野球」ですが、来季は真剣に強化を考えているので、我こそはと思う人、ふるって応募下さい。

メンバー募集中

Piggies

ピギーズでは年間を通じてメンバーを募集している。今後のスケジュールは、11月から3月までは室内トレーニング。3月から春期屋外トレーニングを開始し、来シーズン開幕は2016年4月後半を予定している。興味のある人は、気軽に問い合わせを。

MAIL
konosukekonno@icloud.com

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