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<ニューヨークシティー>初会談で和解 協力への第一歩
今月 21 日、ドナルド・トランプ大統領とニューヨーク市長就任予定のゾーラン・マムダニ氏がホワイトハウスで初会談した。同日付CBSニューヨークが報じた。長く対立してきた両者だが、この日は笑いを交えながら協力姿勢を強調し、治安対策や生活費高騰への対応など共通課題で連携する意向を示した。連邦支援継続についても歩み寄りが見られ、関係改善に向け前向きな空気が漂った。マムダニ氏は事前に州知事や議会指導部から助言を受けており、準備が会談成功に寄与したとみられる。今回の会談は、対立を越え協力への道を開く重要な一 歩となった。
<ブルックリン>
袋の中に胎児の遺体 警察が容疑者追う
今月 20 日、ブルックリン区カナージー地区にある住宅複合施設「ベイビュー・ハウス」で、葉に覆われた袋の中から妊娠5〜6カ月の胎児が発見された。同日付NBCニューヨークが伝えた。発見は午前 11 時頃で、建物の作業員が管理者に報告し、警察に連絡した。現場では、胎児が袋から取り出される際に男性が涙を流す場面もあった。近隣住民は誰が関与したのか分からず、衝撃と困惑を示しており、「自分たちに関係ないが、住民として心が痛む」と語った。小さな追悼の場も設けられた。現時点で逮捕者はなく、警察は容疑者の行方を追っている。事件は地域社会に大きな衝撃を与えた。
ショアパーク修復へ 洪水被害で損傷続く
ブルックリン区のショアパークウェイ・プロムナードは、洪水や浸食で長年損傷が続き、修復計画が発表された。 21 日付CBSニューヨークが伝えた。地元住民にとって重要な歩道だが、ポットホールやシンクホールが頻発し危険視されてきた。市議会やコミュニティー関係者によると、過去のハリケーンや高波で構造が脆弱化し応急処置しかできなかったという。今回の資金確保で根本的修復が可能となり、第一段階では69 丁目桟橋からヴェラッツァーノ=ナローズ橋までの堤防・歩道再構築や舗装、排水、照明などのインフラ整備が行われる。施工には数年ほどかかる見込みで、 地域の価値回復が期待されている。
<クイーンズ>
早朝の住宅火災 95 歳女性死亡
今月 23 日早朝、クイーンズ区の住宅で火災が発生し、 95 歳の女性が死亡、同居していた 68 歳の女性と6歳の少女が重体となった。同日付amNYが報じた。近隣住民によると、午前8時前に家は炎に包まれ、サイレンが鳴り響いたという。消防は到着後すぐに消火活動を行ったが、高齢女性は救出時すでに死亡していた。重体の二人は現在も集中治療を受けており、予断を許さない状態が続く。亡くなった女性は、地域で温かく社交的な人物として知られ、家族は突然の別れに深い悲しみに沈んでいる。火災原因は現在調査中で、消防局が詳細を調べている。
<ニュージャージー>
動物園に公開治療室 来園者が治療見学
ニュージャージー州エセックス郡のタートルバック動物園は、1700万ドルを投じて新設した獣医病院内に、来園者が動物の治療を見学できる公開治療室を設けた。今月 17 日付AP通信が伝えた。4月に運用開始された施設では、絶滅危惧種ヒョウモンガメの定期健診やX線検査、採血、マイクロチップ埋め込みなどの処置が透明ガラス越しに公開されている。獣医師スコット・テレル氏は、来園者が動物ケアを理解しやすくなると説明。透明性を高め、動物福祉や日常的な健康管理への理解を深めてもらうことを目的としており、米国内の動物園では珍しい取り組みとなる。
パイプライン問題 料金と環境の調整課題
ニュージャージー州の次期知事ミキー・シェリル氏は、 10 億ドル規模のガスパイプライン計画を巡り、公共料金の高騰と環境保護のバランスという難しい判断に直面している。今月 20日付ガバニングが伝えた。ペンシルベニア州からニューヨーク市地域へ天然ガスを供給するこのパイプラインは州内を通過し、過去に環境規制で却下された経緯がある。しかし最近、ニューヨーク州とニュージャージー州が 23 マイルのパイプラインの許可を出した。住民の経済負担を軽減しつつ環境への影響を最小限に抑えることが課題となっており、経済発展と持続可能な環境の両立が地域社会で大きな関心を集めている。
<ロングアイランド>
トイザラス再出店 破産後の復活を象徴
おもちゃ販売チェーン「トイザラス」が今月 22 日、ロングアイランド地区に再出店した。 21 日付ニュース12 が伝えた。新店舗はディアパークの「タンガー・アウトレット」内に位置し、ロングアイランドで唯一の常設店舗となる。同社は今回の出店を「全米で再開する常設旗艦店のうち、わずか8店舗の1つ」と位置づけている。同チェーンは、8年前に破産を申請し、700店以上が閉鎖されたが、その後ブランド価値を再構築し、復活に至った。今回の出店は同社再生の象徴的な一歩であり、地域消費者にとっても長らく待ち望まれていた朗報となった。
在宅介護助手起訴へ 84 歳患者に重傷
在宅介護助手のアマンダ・フレイザー( 23 )が、就寝中の 84 歳女性患者をシェフナイフで刺し、殺害を試みたとして起訴された。 23日付ニューヨークポストが伝えた。検察によると、事件は深夜に発生し、フレイザーは約 16 分間、刃物を体に押し当てながら「諦めて」「戦わないで」と囁き続けたという。被害者は肺に重傷を負い、感染症のため数週間入院。家族が自宅の監視映像を確認し、ベッドに入り込んで刺す様子が映っていたため、フレイザーは逮捕された。精神鑑定後、複数の重罪で起訴され、最大 25 年の禁錮の可能性がある。次回出廷は来月9日の予定。
パーティーで銃撃 19 歳大学生死亡
今月 22 日午後 11 時頃、大学生らが集まったパーティーで銃撃が発生し、 19 歳の女性が死亡、 20 歳の男性二人が負傷した。 23 日付CBSニューヨークが伝えた。亡くなった女性は大学のバスケットボール選手で、学校は深い悲しみに包まれている。事件現場は学生が短期滞在するエアビーエヌビーで、多くの若者が出入りしていた。目撃者によると、屋内で突然発砲音が響き、参加者が一斉に逃げ惑ったという。負傷者二人は同じコミュニティーカレッジの学生で、現在は退院済み。警察は犯人特定と事件の経緯解明を急いでおり、情報提供を呼びかけている。



