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本場アメリカのブルワリー&ビア・バー巡り
米国にはブルワリーと呼ばれるクラフトビール醸造所が多く存在する。国内においてブルワリーの数は9,200以上(※1)、ニューヨーク州だけでも440以上あり、大手ビールメーカーにまで成長した醸造所もあれば、地元の人々に長年愛されているような小さな醸造所もある。そんなビールの歴史と奥深さを探求し、ニューヨークを中心に注目のブルワリー&ビアバー紹介していく。
(※1)アメリカ・ブルワーズ・アソシエーション調べ/www.brewersassociation.org
500種類以上ものビールと20種類以上のドラフトビールを扱うビール専門店のトップ・ホップス・ビール・ショップ。入手困難なビールやヨーロッパ、米国内のレアなビールなどオタク級の品揃えが自慢だ。新しいクラフトビールファンからビールマニアまでとにかくビール好きが喉を潤しに集まる。
大きな髭がトレードマークのオーナーのテッド・ケニーさん
プライベートパーティーやイベントなどで振る舞われるクラフトビールは専用のアイコニックなトラックからサーブされる
オーナーのテッド・ケニーさんは、元々ローワーイーストサイド地区の中心にあるオーチャード通り沿いに最初の店を構えたが、2021年の春に建物の売却により創業以来9年間愛され続けてきた店舗を閉店した。現在は、エセックスマーケット内と、ユニオンスクエアのアーバンスペース内に店舗を設ける。また、プライベートパーティーや企業イベントへの出張を行いクラフトビールの魅力を広めている。
2021年に閉店となった第一号店。最終日は多くのファンが訪れたそうだ
クラフトビール専門家のケビン・ブルックスさんによる90分のクラスでは6種類のビールが紹介されながら学ぶことができる。軽食つき
同店ではビールとチーズのペアリングが楽しめるクラスや、クラフトビールの専門家から学べるクラスが設けられており、ビールの次なるステージを体験できるのも魅力だ。「エールとラガーの違い」や「そもそもビールは何から作られているのか?」などビールの基本知識を始め、主要なビールのスタイルや味、ホップや酵母、大麦の種類などを学ぶことができる。上質のビールを嗜みつつビール好きの仲間とともに知識を深めることができる。これぞクラフトビールの醍醐味ともいえよう。