<5月の見どこ|
まずはここから!
世界一周グルメ4選
Jackson Diner インド
リトルインディアの中心に店を構える、創業1980年の老舗で、ジャクソンハイツ地区を代表する一軒として知られる。インド北部・南部料理を軸に、タンドリーチキンなどの定番メニューを安定した味で提供し続けており、地元住民から観光客まで、幅広い層に支持されてきた。ヒラリー・クリントンやハリソン・フォードなどの著名人も訪れた。初めてこのエリアを訪れるなら、まず押さえておきたいお店のひとつ。
37-47 74th St.(bet. 37th Ave. & Roosevelt Ave.)
Jackson Heights, NY 11372
jacksondiner.com
Phayul ネパール/チベット
チベット系住民が多く暮らすジャクソンハイツ地区の中でも、ローカルの人々の支持を集める代表的な一軒。看板のモモは、もちっとした皮と牛肉の肉汁のうま味が際立ち、シンプルながら完成度が高い(ベジタリアン向けモモも)。人気メニューのきゅうりサラダはシャキッと新鮮で、これからの季節にピッタリ。観光客向けの店とは異なり、この街の生活感のなかで、リアルな空気をそのまま感じられるのが魅力。
37-65 74th St.(bet. 37th Ave. & Roosevelt Ave.)
Jackson Heights, NY 11372
phayulnyc.com
Arepa Lady コロンビア
屋台のストリートフードとして始まり、現在では店舗を構える、ジャクソンハイツ地区の象徴的存在。看板メニューのアレパはコロンビアの定番軽食で、トウモロコシの素朴な甘みとチーズや肉のコクが重なり、満足感が高い一品。深夜まで営業していた屋台時代から支持を集め、今も地元客に愛され続けている。タイムアウトをはじめ複数のメディアに取り上げられ、移民によるフードカルチャーを代表する存在。
77-17 37th Ave.(bet. 77th & 78th Sts.)
Jackson Heights, NY 11372
Birria-Landia メキシコ
近年ニューヨークのフードシーンで大きな話題を呼んだビリアタコスの火付け役。長時間煮込んだ牛肉のうま味を閉じ込めたタコスを、濃厚なコンソメに浸して食べるスタイルが特徴で、シンプルながら中毒性のある味わいが人気を集めた。フードトラックながら、常に行列ができるほどの盛況ぶりだ。ニューヨークタイムズやイーターなどで紹介され、ストリートフードの枠を超えた存在として注目を集めている。
78-02 Roosevelt Ave.(near 78th St.)
Jackson Heights, NY 11372
Instagram: @birrialandia
多文化共生のリアルを
ドキュメンタリーを通して知る
ニューヨークを拠点に活動してきたドキュメンタリー界の巨匠フレデリック・ワイズマン監督が今年2月に96歳で亡くなった。半世紀以上にわたり、セントラルパークやニューヨーク公共図書館などを被写体に、ドキュメンタリーを撮影し続けてきたワイズマンだが、その膨大なフィルモグラフィーの中でも、『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ(IN JACKSON HEIGHTS)』(2015年)は特に注目したい作品だ。ニューヨークタイムズが21世紀のベスト映画の一つに選出するなど、批評家からの評価も高い。
本作は、ジャクソンハイツ地区を舞台に、そこに暮らす人々の日常を約190分にわたって記録した作品。特徴的なのは、監督の一貫したスタイルでもある、ナレーションや説明を一切排している点。カメラが街の中に入り込み、教会やモスク、移民支援団体やLGBTQコミュニティーの集会などを淡々と活写していく。そこで映し出されるのは、多文化共生の理想的な姿だけではない。再開発の波や移民政策への不安など、日々の生活を営む人々の現実が浮き彫りになる。しかしそれでも彼らは支え合いながら、この街で生きていく。本作を見た後にジャクソンハイツ地区に足を運べば、そこに生きる人々の姿が、もはや映画の中の出来事ではなく、地続きの現実として、生き生きと立ち上がってくるはずだ。
『In Jackson Heights (邦題:ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ)』
【監督】Frederick Wiseman
【公開】2015年(ベネチア国際映画祭)
【上映時間】190分
【言語】英語、スペイン語、アラビア語、ヒンディー語 ほか







