巻頭特集

【今週の巻頭特集】祝祭と日常が交差する街ーチャイナタウンの現在地

春節・旧正月(2月17日~)の時期は、チャイナタウンは赤い飾りに彩られ、獅子舞や爆竹とともに新年を盛大に祝う。本特集では、このシーズンのチャイナタウンの見どころを紹介するとともに、この街に生きる人々の姿に目を向けてみたい。(取材・文/篠原諄也)


編集部厳選!春節のチャイナタウンを堪能するための4つのヒント

 

王道イベントで祝祭ムードを満喫

春節シーズン最大級のイベントはルナー・ニュー・イヤー・パレード(3/1)。色鮮やかなドラゴンや獅子舞、地域コミュニティー団体の隊列が通りを埋め尽くし、街全体が祝祭ムードに包まれる。また春節当日(2/17)には、チャイナタウン近くのサラ・D・ルーズベルト・パークで爆竹セレモニーが行われる。耳をつんざく爆音と白煙が街を包み、邪気を祓う獅子舞と太鼓が新年の始まりを告げる。

移民文化の歴史をたどる

春節をもう一歩踏み込んで楽しみたいなら、ミュージアムに足を運ぶのもおすすめ。チャイナタウン北部にあるミュージアム・オブ・チャイニーズ・イン・アメリカ(MOCA)は、19世紀以降の中国系移民の歴史や文化を網羅的に展示している。春節の時期に合わせた展示や体験型イベントも開催されており、特にファミリー向けフェスティバル(2/21)の獅子舞や二胡演奏は要チェックだ。

新世代が再解釈する伝統

近年、チャイナタウンでは若い世代を中心にした春節イベントが増えている。この街の文化と歴史を次世代につなぐ非営利団体である「Think!Chinatown」は、元日などにモットストリートで獅子舞に合わせたインスタレーション展示をする他、切り絵会(2/19)や麻雀パーティ(3/1)、新年お茶会(2/22)や餃子作り会(3/7)などの体験型ワークショップを開催。中国の伝統文化に自分の手で触れて感じてみよう。

新旧レストランで美味礼賛

チャイナタウンを語る上で食の存在は欠かせない。パレードやイベントに参加した後は、ぜひレストランへ。まず押さえておきたい定番は、深夜まで賑わう老舗の「Wo Hop」、1920年代創業の点心名店「Nom Wah Tea Parlor」、洗練された海鮮広東料理で知られる「Ping’s Seafood」など。さらに「Chinese Tuxedo」や「Lei」など、モダンな感性で中華をアップデートする新鋭レストランにも注目したい。

               

バックナンバー

Vol. 1332

祝祭と日常が交差する街 チャイナタウンの現在地

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