巻頭特集

お洒落は足元から!最旬スニーカーで街を闊歩しよう

圧倒的にスニーカー人口が多いニューヨーク。ファッション用から通勤用、エクササイズ用、普段使い用など、タイプや機能性、デザインなどさまざま。今号では気になるスニーカー事情に迫る。(取材・文/菅 礼子)


プロに聞く!トレンド最前線

ストリート系ファッション人気の根強いニューヨークはスニーカーショップも豊富だ。「レースドアップ・マンハッタン」のジャスティンさんに昨今のスニーカートレンドについて伺った。

お店のコンセプトは?  

2015年にオールバニに最初の店舗がオープンし、現在ニューヨーク州 とニュージャージー州に合わせて14店舗あります。マンハッタン区にある当店は2021年にオープンし、旗艦店としての役割をして います。当店は商品を手に取ったり試着をしたり、お客様にウェルカムな雰囲気を提供しています。現在の商品構成は75%がスニーカー、その他はウエアやアクセサリーなどを扱っています。スニーカーはほとんどがユニセックスですが、ウィメンズのセクションも用意しています。客層は幅広いですが、なるべくトレンドのモデルを置くように意識しています。

最近のスニーカートレンド について教えてください。  

ナイキはどのモデルも常に人気ですが、今は「ダンク」が売れています。夏なのでローカットがよく出ます。他にはニューバランス、アシックス、サロモンなども人気があります。サロモンはアウトドアの分野で支持を集めているブランドですが、最近はセレブも着用していますし、アウトドアブランドのシューズをお洒落に街で履くというのがトレンドになっています。

人気のモデルは?  

もちろんナイキの「ダンク」ローカット、「ジョーダン1ロスト&ファウンド」、それと、「ジョーダン」モデルで、ラッパーのトラヴィス・スコットと藤原ヒロシさんが手掛ける「フラグメント」とのトリプルコラボレーションモデルも人気です。

他には、ニューバランスの1980年代にリリースされたバスケットボール選手向けの「550」が最近復刻して人気を集めています。ニューバランスの中でも「2002R」はプロテクションパッドが入った重厚なアッパーデザインで履き心地が抜群です。「990」はファッションブランドのキースとのコラボレーションモデル。グレーは毎日のコーディネートに合わせやすいので、多くの人が購入しています。トレンドのモデルに共通して言えることは、履き心地の良さとスタイリッシュな見た目です。

数年前のトレンドとの違い はなんですか?  

カニエ・ウェスト改めイェの手掛けるブランドのイージーやナイキなど、ブーストテクノロジーが採用されたシューズが増えてきています。テクノロジーを駆使したスニーカーが浸透し始めて、今では消費者も数多くあるブランドの中から選べる選択肢があります。テクノロジーとは逆に、ビンテージ加工の施されたクラシックな風合いのものもトレンドです。

サステナビリティーや環境を意識したスニーカーの需要はありますか?

需要はありますが、それが一番の購入の決め手にはなりません。ナイキの「ダンク」でサステナブルな素材を使用したモデルがあり、シューボックスも再生紙製を使用、箱の中に入れるクッション紙もなくすなど、環境を意識した商品も出てきています。

サステナビリティーと言っても広義。お店では商品自体は新しいのですが、セカンドハンドのシューズも取り扱っています。セカンドハンドもサステナビリティーだと思っています。

Justin

Sales Associate

高校時代にプレイしていたバスケットボールをきっかけにスニーカーに興味を持ち始める。現在では100足以上のスニーカーを所持している。取材当日着用していたのはナイキの「ダンク・ロウヘイズ」

 

オススメ

人気モデル

ジャスティンさんオススメの「エアジョーダン・レトロ3」(上)。ニューバランスの「2002R」とナイキの「ダンク・ロウ」(下)

 

Laced Up Manhattan

684 Broadway

TEL: 347-315-3014

https://lacedup.com/

 

 

               

バックナンバー

Vol. 1328

雑誌『ザ・ニューヨーカー』世界

ニューヨーク発の洗練された洒脱な視点で、調査報道から小説や批評、コミックやイラストまで、多彩な記事を掲載する老舗週刊誌『ザ・ニューヨーカー』。昨年は創刊100周年を迎え、その節目を祝う企画やイベントが相次いで開催された。ニューヨーク公共図書館本館では記念展示が行われ(2月21日まで開催中)、それに連動した名物編集者らによる座談会形式のトークショーが9月に実施。さらに先月には編集部の舞台裏に密着したドキュメンタリー番組がネットフリックスで配信されるなど、同誌は改めて世界中から大きな注目を集めている。本特集ではその歴史と編集哲学に迫りたい。

Vol. 1326

レストランからアート、本、音楽まで 今年のニューヨークベスト

2025年も年の瀬を迎える。米国の各メディアでは、この1年を総括する「ベストオブ2025」が出揃いつつある。本特集では、そうしたベストリストを手がかりにしながら、今年のニューヨークを映し出す「ベストオブベスト」をさらに厳選して紹介し、今まさにこの街で生まれつつあるトレンドに迫りたい。