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飛行機に乗ると、酸素マスクの使用法について、「必ず保護者が先に酸素マスクを装着し、その後で子供に装着してください」と説明されますね。つまり、親がまず自分の酸素を確保しなければ、子供の世話をすることはできない——これが「酸素マスクの原理」です。心のケアにも同じことがいえます。
アメリカの児童心理学研究で、親の精神状態が子供の精神状態に大きな影響を与えることが、繰り返し実証されています。親の心が安定し、Well-being(心の幸福感・満足感)を持って生活していれば、子供の心も安定し、幸福感を持って生活できるということです。パンデミックという特殊な状態の中で、落ち着いて子供と向き合えるように、親がセルフケアに気を配ることは大変重要です。
心と体は密接に関係しているので、基本的な健康管理(バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動など)に気を付けましょう。そして、多少無理をしてでも、親が自分だけの時間を確保し、好きなこと(趣味など)をすること。人とのつながりもセルフケアの一つです。立場を同じくする友人と話すなど、気持ちを共有できる人がいるだけでも、ずいぶんストレス解消になります。
「感謝の気持ちジャーナル」と「マインドフルネス」の、二つの方法をご紹介しましょう。どちらも心理学分野での比較的新しいコンセプトで、多くの研究により、心と体の健康促進効果が実証されています。
「感謝の気持ちジャーナル」とは、文字通り感謝の気持ちを書き留めるノートです。1週間に1、2回、15分くらいかけて書いてみてください。感謝の気持ちを習慣的に持つことで、人生の幸福感や体の健康度も高まり、人間関係も向上します。
パンデミックという非常事態の中でも、日々感謝することはたくさんあります。家族が健康であること、家族で一緒に過ごす時間が増えたこと、子供が進んで手伝いをしてくれたことなど、意識して感謝できることに目を向け、書き出してみてください。夕食時に家族でその日に感謝の気持ちを持ったことをシェアするのもよいと思います。
人の思考・感情と行動はつながっています。嫌なことや問題ばかりに目をやると気分もネガティブになります。つい子供を刺々しく叱ってしまい、それに子供が反発し、親子でいさかいが起こる、それにまた親が腹を立てるという悪循環が起こりやすくなります。「感謝の気持ちジャーナル」を続けることで、マインドセットが変わってきます。意識的に「いいこと」「嬉しいこと」に目を向けましょう。
次に「マインドフルネス」。人は過去の失敗や、まだ起こってもいない将来を心配し、どんどんストレスを増幅させがちです。そうではなく、「今、ここ」の自分の状態にフォーカスし、それをフルに体験するのが「マインドフルネス」です。
いろいろなやり方がありますが、「食べるマインドフルネス」を、トマトを例に説明します。トマトを観察し、「赤い、柔らかい、艶々して新鮮」など想いをはせ、ガブリ。口の中に広がる甘酸っぱさ、皮と実の歯応えの違いなどにあえて意識を向け「体験」します。
「マインドフルネス呼吸瞑想」は、イラストを参照に目を閉じて1日2分でいいのでやってみましょう。
森真佐子さん
Masako Mori, PhD
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臨床心理学博士。
ニューヨーク州認定クリニカル・サイコロジスト。
ニューヨーク日本人教育審議会教育文化交流センター・教育相談室相談員。
日本人の子供の教育と発達、心のケアに関する相談を受ける他、子供のカウンセリングやスキルトレーニング、親へのコンサルテーション、学校との連携を支援。
ニューヨーク日本人教育審議会
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