花まる学習会オンライン教室

海外在住の方におすすめ! 「日本語力」を楽しく伸ばす ―花まる学習会の国語教育 Vol.2

 

▶花まるが大事にする「国語力」とは? 

花まる学習会は、「メシが食える大人」「魅力的な人」を育てることを理念に据えた学習塾です。

テストで何点取れるかといった目先の学力ばかりを重視するのではなく、人間的な魅力や感性、社会をたくましく生き抜く心の強さを育むことを大切にしながら、日々子どもたちと向き合っています。

今回の記事では、花まる学習会の三本柱「思考力」「国語力」「野外体験」のうち、コミュニケーション力など社会で必要とされる言葉の力である「国語力」に焦点を当て、具体的にどのような力をどのように伸ばしていくのか、花まるの教材をもとに紹介していきます! 

 

▶「国語力」を伸ばす花まるの教材と指導のポイント 

ーまずは「書き慣れる」!毎週取り組む花まるの「作文」 

 

海外在住のご家庭で大きな壁になっているのが「作文」ではないでしょうか。自宅で取り組むには難易度の高い作文ですが、花まるでは毎週の授業時に作文の時間を取っています。作文上達のために必要なのは「書きたい!」という意欲です。花まるでは提出された作文へのコメント書きや、返却時のコミュニケーションを大事にしています。どんな内容でも笑顔で受け取り、花まるをつけてくれる人がいる。そんな先生たちの存在が書く意欲につながっていきます。

ー読解も楽しもう!精読力教材「さくら」

 

花まるの授業ではどの教材でも「楽しむ」ことを重視しており、国語の文章題でもそれは同じです。精読教材「さくら」はあそびの感覚で精読力を鍛えます。文章を頭でイメージし、内容を理解することを目的とし、読み聞かせ形式で聞いた物語の内容をもとにクイズを出します。子どもたちはゲーム感覚で楽しみながら、1回でくまなく聞き取る力を身につけます。

 

 

ー相手に伝える力こそ未来に活きる国語力「プレゼンコンテンツ」 

 

花まるの高学年コースでは「プレゼンコンテンツ」として、年間数回、授業内で発表の場が設けられています。資料作成や発表の練習なども授業内で行い、生きた国語力としての「プレゼン力」の向上を目指しています。資料作りや話し方など相手を意識したコミュニケ―ションの練習を通して、花まるらしい国語力の成長を促していきます。そのほか高学年コースではグループワークの時間もあり、オンラインでも世界中から集まったメンバーと一緒に言葉を交わす機会が多く設けられています。

「メシが食える大人」を育てる ―花まる学習会代表 高濱正伸

小学校高学年以降、伸び悩む子どもたちにある類型があることに気づきました。それは、指示すれば何でも素直にやるのだが「自分はこれがやりたい」という意欲・意志が感じられないということ。計算は速いのだがちょっとした応用・考える問題になると思考が停止してしまう。彼らに足りなかったものは何なのでしょうか。その一つは、自分の頭で考える力=思考力(算数脳)です。 

また、これからの社会で世のため人のため、家族や地域のために、強い責任感を持って働き、認められ、借り物でない幸せを感じて生きていける大人に育つには「やる気」「自信」「肯定感」「考える力」「コミュニケーション力」「伝え発表する力」「ユーモアセンス」「打たれ強さ」「創造性」が必要です。 

 

これらの力を育むために、花まるグループでは新しい教育法を生み出しました。それはただの知識を詰め込む学習ではなく、意欲と思考力を伸ばす学習です。また、たくさんの子どもや保護者と接してきた経験から、「お母さんが幸せであること」が子育ての要であることもわかってきました。そのため花まるグループでは、日々の授業の充実に加え、お子さまには(もめごとや失敗のような苦いものも含めた)豊富な体験を、お父さん・お母さんには安心を提供し続けています。 

 

花まる学習会代表  高濱正伸

1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。「メシが食える大人」の育成を目指し、1993年に学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には進学塾のスクールFCを設立。算数オリンピック委員会および日本棋院顧問を務める。障がい児の学習指導や引きこもりの相談を受けるNPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」を運営。教育や子育てに関する書籍を多数出版するほか、講演活動にも精力的に取り組む。

               

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