クラフトビール好きの輪が広がる乾杯コラム

今日もビールがうまい! クラフトビール好きの輪が広がる乾杯コラム <Vol.26>

本場アメリカのブルワリー&ビア・バー巡り

米国にはブルワリーと呼ばれるクラフトビール醸造所が多く存在する。国内においてブルワリーの数は9,200以上(※1)、ニューヨーク州だけでも440以上あり、大手ビールメーカーにまで成長した醸造所もあれば、地元の人々に長年愛されているような小さな醸造所もある。そんなビールの歴史と奥深さを探求し、ニューヨークを中心に注目のブルワリー&ビアバー紹介していく。

(※1)アメリカ・ブルワーズ・アソシエーション調べ/www.brewersassociation.org


ミッドタウン地区に本店を構える「グレイツ・オブ・クラフト」は、今年5月にロングアイランドシティー地区に2号店をオープンした。

近年このあたりは開発が進み、富裕層の若者をターゲットにしたおしゃれでトレンディーなバーやレストランなどが続々とオープンしている。本店同様にクラフトビールを専門に扱うバー兼カフェとして、早くも地元コミュニティーの憩いの場として愛される存在になりつつある。1階に併設されたくつろぎスペースでは仕事や読書をしながらビールやカフェタイムを過ごせる

1本から購入可能の缶ビールは季節限定ビールもあるので行く度に新しいビールに出会える

店内1階は天井が高く広々した空間と、コンパクトなスペースで落ち着いて読書やコンピューターワークをするのにぴったりな部屋が併設されている。2階はルーフトップバーになっており、開放感があって眺めも良く今の季節は特に最高だ。ビールは常時30種類以上揃いテイスティングをお願いすると、可愛いミニジョッキで提供してくれる。

チキンは、バッファロー、バーベキュー、塩胡椒&ブルーチーズ、ハニーマスタードを添えたテンダーピースなど4種類の味から選べる

ミニジョッキはテイスティング用でもしっかり味わえるボリューム

テイクアウト用の缶ビールも種類が豊富で、ラガー/ピルスナー、インポート、ダークビール、ウィートビール、サワービール、IPAなどのスタイルごとに分けられており、合計200種類ものビールが揃っている。それぞれ1本から購入可能なのも嬉しい。店内で食事もでき、プレッツェルやチキンウィング、ピザ、サンドウィッチなど種類が豊富なメニュー展開。


平日は午前7時30分から、土日は午前8時からオープン。

The Greats of Craft LIC

10-15 43rd Ave., Queens, NY 11101

TEL: 718-489-9874

shop.greatsofcraft.com

               

バックナンバー

Vol. 1319

その歴史から最新スポットまで ニューヨークドラァグクイーン

華やかで、挑発的で、どこまでも自由。ドラァグクイーンは、衣装とメーク、そしてパフォーマンスを通じて、性の境界を軽やかに越え、自らの存在を鮮やかに表現する。そしてニューヨークは、世界でも屈指のドラァグカルチャーの都。本特集では、1980〜90年代のアンダーグラウンドシーンの歴史から、最新のショーやクラブまでを紹介し、変化し続けるその魅力に迫る。

Vol. 1318

私たち、こんなことやってます!

患者さまの歯を一生涯守り抜く、高品質で長持ちする歯科医療を目指すDental Serenity of Manhattanのチャン院長と、人と人とのつながりを大切にし、お客様に寄り添ったサポートを心がけるCOMPASS不動産エージェントの石崎さんに話を聞きました。

Vol. 1317

ソーバーオクトーバー 一カ月の休肝がもたらす静かな変化

お酒をやめることは、意志の強さの証しではなく、自分の調子を取り戻すためのセルフケアの一つ。世界中で広がる「ソーバーオクトーバー(禁酒月間)」は、心身のバランスを見つめ直す、穏やかな一カ月の習慣。飲まないことで見えてくる「自分」を、少しの勇気と共に体験してみませんか。

Vol. 1316

知りたい、見たい、感じたい 幽霊都市ニューヨーク

ハロウィーンまで残すところ3週間。この時期なぜか気になるのが幽霊や怪奇スポットだ。アメリカ有数の「幽霊都市」ニューヨークにも背筋がゾッとする逸話が数え切れないほど残っている。こよいはその一部をご紹介。