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ジャズの聖地・ニューヨーク。毎晩この街のどこかで、ベテランから新人まで多くのアーティストが熱いセッション繰り広げる。老舗や隠れた名店などがひしめき合うこの街で、ジャズが聴けるおすすめスポットをジャズドラマーの三上麟太郎さんが案内する。
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ウィリアムズバーグで多くの人が集うセッションの場
今回ご紹介するのは、ブルックリン区のウィリアムズバーグ地区に店を構える「マミーズ」。以前は「ベーシック」という名前で営業していたが、最近になって改名した。毎週日曜の午後7時〜10時にジャムセッションが行われている。かなりアクセスも良いため、プレーヤーはもちろん、リスナーも多く集まる印象で、日本人ミュージシャンも多い。7時からハウスバンドの演奏が3曲ほど行われ、その後はジャムセッション。入り口にある名簿に名前と楽器を書くことでステージに呼んでもらえるシステムだ。また、奥のバックヤード席も開放感があり、とても雰囲気が良い。ミュージックチャージは無料だが、ハウスバンドに10〜20ドルほどチップを入れるのがマナー。
私自身、ハウスバンドで演奏したり、セッションしに遊びに行くことがよくあるので、もし見かけた際にはお声がけください!
/三上さん注目のライブ情報/
Matt La Von Jam Session
毎週日曜日 午後7時〜10時
ジャムセッションは、以前ご紹介したジャズバー「マリアンズ」のセッションと同じリーダーが仕切っている。
Mommy’s Cocktail Bar
323 Graham Ave., Brooklyn, NY 11211
mommysbar.com
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三上麟太郎/rintaro-mikami.com
1995年、東京都生まれ。ジャズドラマー、パーカッショニスト、作曲家。21歳で渡米し、ニュースクール大学を卒業後はニューヨークを拠点に活動。2023年9月には自身初となるリーダーアルバム『First Fish』をリリース。Canopus Drumsのエンドーサーを務める。