今夜はジャズな気分

#12 ジャズの超名門レコードレーベル発のジャズクラブ

ジャズの聖地・ニューヨーク。毎晩この街のどこかで、ベテランから新人まで多くのアーティストが熱いセッション繰り広げる。老舗や隠れた名店などがひしめき合うこの街で、ジャズが聴けるおすすめスポットをジャズドラマーの三上麟太郎さんが案内する。

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ジャズの超名門レコードレーベル発のジャズクラブ

言わずと知れたブルーノート。もともと、ブルーノートはブルースが大好きだったドイツ系移民のアルフレッド・ライオン氏によって1939年にニューヨークで誕生したジャズ専門のレコードレーベルである。そのジャズクラブとして、1981年にグリニッチビレッジ地区にオープン。店内のテーブル席はステージとの距離が近く臨場感たっぷり。出演するのは世界トップクラスのミュージシャンばかりで、最高峰の演奏を間近で聴けるのが大きな魅力と言える。最低20ドル相当のドリンクまたは食事のオーダーが必須のミニマム制度があるのでお忘れなく。また、チケットを予約しも席は先着順になるため、ステージに近い席で観たい人は早めの到着をおすすめする。特にドレスコードはなく、カジュアルな装いでも、ジャズを気楽に心ゆくまで楽しめるのは嬉しい。

/三上さん注目のライブ情報/

Béla Fleck, Edmar Castañeda, Antonio Sanchez Trio

9月10日(火)〜15日(日)

1日2回公演/午後8時〜、10時30分〜

あらゆるジャンルにおいてこれまで17のグラミー賞を獲得したベラ・フレックが率いるジャズトリオが登場。

Blue Note New York

131 W. 3rd St.

TEL: 212-475-8592

bluenotejazz.com/nyc

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三上麟太郎rintaro-mikami.com

1995年、東京都生まれ。ジャズドラマー、パーカッショニスト、作曲家。21歳で渡米し、ニュースクール大学を卒業後はニューヨークを拠点に活動。2023年9月には自身初となるリーダーアルバム『First Fish』をリリース。Canopus Drumsのエンドーサーを務める。

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