ドクターベルモンテが教えるウェルネス道

子供とカイロプラクティック

子供とカイロプラクティック(Vol.39)

現代に生きる老若男女が健康でいるための生活のポイントを、カイロプラクターのドクターベルモンテが教えてくれる連載。


健康な心と体で文武両道 成長期の定期カイロ健診

これから暖かくなり、日も長くなり、学校では野外活動や部活動などが活発になっていきますね。私自身四人の子供を持つ親であり、カイロプラクターという職業柄、成長期の子供の健康と、けが予防が大変気になります。この年頃の子供を持つ親御さんに会うと、ついあれこれアドバイスしてしまいます。
今回は、子供のカイロプラクティック治療と、子供が元気に成長できるよう親として何ができるかなど、久々におさらいしてみましょう。
前にも書いたと思いますが、その昔米国では子供が幼稚園に入園すると、まず正しい座り方と姿勢を習い、背骨(脊柱)検査まで受けていたものです。幼い頃から良い姿勢を習慣づけることは、生涯を通しての健康維持につながります。日々スマホやタブレットを使う現代の子供たちには、昔以上に大事なことのように思います。

「痛い」は普通にあらず

デジタル時代の近年、子供の肩凝りや腰痛が増えているのをご存じですか? 当院にも成長期の子供を連れてやってくる親御さんがたくさんおられます。そうした親御さんにいつも私が言っていることは、親が子供たちの声にきちんと耳を傾けることが大事だということです。
と言っても、当院に来られている時点でその親御さんは非常に意識が高いと言えます。きちんと子供の訴えを聞いているか、または子供自身が訴えなくても親が子供の体の異変に気付いたということです。「子供が首や腰を痛がりますが、成長痛でしょうか? 放置して大丈夫でしょうか?」と、みなさんとても心配して来院されます。
実際、子供が訴える痛みを放っておいていいはずがないのです。痛みがあるということは普通ではありません。子供の「痛い」を様子見するのは危険です。成長期にあれば尚更です。このことを、親御さんは肝に銘じておいてください。
どの専門医に相談すればいいか分からない場合は、主治医かカイロプラクターに相談してください。私の立場から言えば、子供の体全体の成長バランスを確認し、必要に応じて包括的にアプローチするカイロプラクティックは、成長期の子供の体には最適なメンテナンス方法です。
カイロプラクティックでは、痛みがある場合はその根源を突き止め、体全体を見て治療します。痛みがある部分を局所的に治療、または痛みを取るだけでは、短期的解決にはなっても、その後の成長過程でまた同じ問題に直面しかねない、またはそこから派生した新たな問題に直面しないとも限らないからです。
特に、首の痛みや肩凝りの原因が腰や背骨の異常にある場合は、首や肩を部分的に治療していたのでは解決しません。カイロプラクターによる包括的アプローチが必要になります。当院は西洋医学の医師とも提携しており、まずは私が診断し、カイロプラクティックが適していると判断した患者さんは当院で治療しし、そうでない場合は適切な専門医に紹介します。

カイロの定期健診を

私のカイロプラクターとしての本音を言うと、子供が痛みを訴えていなくても、カイロプラクティックで体全体の成長バランスを確認していただけたらどんなにいいかということです。特に、男女ともに急激に体が成長する10〜13歳児にはとても意義があります。
この頃から勉強の内容も難しくなり、同時に子供たちはさまざまなスポーツに興味を持ち始めます。健康な体を持つ子供は勉強の集中力も高まるので成績も上がり、スポーツではけがを予防し上達を促進。カイロプラクティックは、文武両道で子供の自信につながります。

ジョン・J・ベルモンテ 先生
John J. Belmonte, DC

E. 53 Wellness院長。カイロプラクター(Doctor of Chiropractic)。全米カイロプラクティック協会会員、ゴルフPGAツアー・スポーツ医学チーム所属。アスリートのけがの治療、妊娠中の痛みの緩和、成長期の子供のカイロ治療も手掛ける。

E. 53 Wellness

211 E. 53rd St./TEL: 212-980-4211
e53wellnessnyc.com


今月の教訓!

「子供のカイロと文武両道」

良い姿勢は心身の健康の土台。学業やスポーツでの集中力に大いに影響します。今の子供たちはパソコンやスマホなしでは生活できません。重い頭を体の前に倒し、それを首と肩で長時間支える生活をしていると、首と肩が痛くなるのは当然です。通学時に重いカバンを持ったり背負ったりすることも、体に偏った負担をかけます。勉強の集中力を上げ、スポーツで上達できるよう、成長期の子供のカイロプラクティック健診は大事です。

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