ニューヨーカーが使う自然な英語

〈第24回〉「無理しないでね」は英語でなんて言う?

~New Yorker’s English Expressions~
ニューヨーカーが使う自然な英語

日常生活の中で相手を思いやるときによく使う「無理しないでね」の一言。伝える相手が病気なのか、多忙なのかによって、掛ける言葉も少し変わってきます。シーン別に、適切な「無理しないでね」の表現を学びましょう。


1 体調を崩している人への「無理しないでね」

病気で学校や会社を休んでいる人へ、心配の気持ちを込めて伝えるときに使う。

– Take some time to rest up.( しっかり休んでください。)

– Take it easy for a few days until you feel better.( 回復するまで数日は無理しないでね。)

– Take care of yourself.( お体ご自愛くださいね。


2 忙しくしている人への「無理しないでね」

働きすぎて疲れている同僚や、仕事や勉強を頑張りすぎている友人に声をかけたいときに使う。

– Don’t overdo it.( 働きすぎないでね。)

– Please don’t push yourself.( 無理に働きすぎないでください。)

– Don’t be too hard on yourself.( 自分に厳しくしすぎないで。)


3 相手に義務感を与えない「無理しないでね」

何かをお誘いした相手に「来れたら来てね」と伝えるなど、相手にプレッシャーを与えず思いやるときに使う。

– Don’t feel obligated to arrive early.( 無理して早く到着しなくてもいいよ。)

– If you’re busy, please don’t feel obligated to come.( 忙しければ、来なくても大丈夫だよ。)

– Don’t feel any pressure to drink alcohol.( お酒を飲まなくてもいいですよ。)


その他の使える単語&フレーズ

・Don’t wear/stress yourself out!( 自分自身を疲れさせないで!)

・Don’t force yourself!( 自分に無理させないで!)

・No pressure!( プレッシャーを感じないで!)


【監修】ジェニファー・ストロング講師(Strong English Services) www.strongenglishservices.com
23年間の経験と資格を持つNY州のESL教師。自宅、オフィス、ビデオチャットから簡単に英語を学習可能!

               

バックナンバー

Vol. 1324

年末年始は日本を満喫!

お正月の日本は閉まっている店ばかり…。そんなイメージを覆す、“三が日OKスポット”をご紹介。「食べたい、買いたい、くつろぎたい」せっかくの一時帰国だからこそ、日本らしい時間を存分に楽しみましょう!

Vol. 1323

ホリデーを彩るワインの魔法  ─クリスマス・年末年始・大切な人と集う時、 “美味しい”を超える体験を、ワインと─

ホリデーシーズンは、家族や友人と集まる特別な季節。そんな時間をより豊かにしてくれるのが「ワイン」である。 今回は、ワインのスペシャリスト監修のもと、基礎知識からフードペアリング、ギフト選びまで幅広く紹介。初心者から上級者まで堪能できる、“ホリデーを彩るワイン”の楽しみ方をお届けする。

Vol. 1322

私たち、こんなことやってます!

睡眠時無呼吸症候群の治療に注力する、パーク・アベニュー・メディカル・センターのジェフェリー・アン院長と、保険対応も万全の総合ヘルスケアを提供するE.53ウェルネスの川村浩代さんに話を聞きました。

Vol. 1321

サンクスギビング特集 ニューヨーカーに愛される手作りパイ 〜ケーバーズの舞台裏〜

ウエストビレッジの一角に、どこかノスタルジックな空気をまとったパイ専門店「ケーバーズ」がある。ロングアイランド地区で生まれたこのブランドは、“農場から都会へ” をテーマに、素朴な焼き菓子をニューヨークの街へ届けている。季節のパイはもちろんビスケットサンドなど魅力は尽きない。今回は同店のミシェルさんに、人気の理由やホリデーシーズンの舞台裏について話を聞いた。