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【燕】贅沢食材と懐石風の演出で 寿司通を唸らす新鋭店

贅沢食材と懐石風の演出で寿司通を唸らす新鋭店

「おまかせ8コース(225ドル)」は先付けから始まり八寸、焼き物などが堪能できる。魚は日本から仕入れたものが中心で、ジェングさんの巧みな技術により魚本来の甘みや旨味が引き出されている

今年の秋、トライベッカ地区の市庁舎公園近くにオープンした燕では、日本の会席料理からインスパイアを受けた季節のおかませコースが堪能できる。オーナーシェフのJay Zhengさんは、若かりしき頃に日本の古典文化や食文化に魅了され、頻繁に日本を訪れては、さまざまなことを学んだそうだ。そんな彼が「日本の旬の新鮮な食材を最高の状態で使用するというコンセプトは私において最も重要です。日本の古典的なスタイルを尊重しつつ、キャビアやトリュフなどの贅沢な西洋食材をミックスしお客様に楽しんでいただいおります」とカウンターで華麗な盛り付けを披露してくれた。

ふっくらとして濃厚なウニをふわふわの茶碗蒸しの上に添えた贅沢な一品

フランス料理でよく振る舞われるポテトのパヴェは、カリカリのホタテ貝付きポテトの上に濃厚な塩味のオッセトラ キャビアをのせ、柑橘系の山椒を添えて、西洋と東洋の融合を表現

 

8品コースの先付けや八寸には、自家製ミルクパンに富山産の生エビと北海道産の色鮮やかなウニを重ねた料理や、自家製のタレに漬け込んだ濃厚な味わいのあん肝などがある。また、身がふっくらした甘鯛の焼き物、ご飯ものにはウニとキャビアのリゾットなど豪華な品目が続く。贅沢で斬新な表現が続いたあとのメインの握りは王道の江戸前スタイルとしっかり硬派な寿司を提供してくれるのも同店の魅力ではないだろうか。


 

Tsubame

11 Park Pl.

TEL: 929-614-5998

exploretock.com/tsubame-new-york

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