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ここ米国の長い夏休みに欠かせないのがサマーキャンプだ。遊んで学んで、子供たちが楽しく成長できる多彩なプログラムが今年も豊作。わが子にぴったりなサマーキャンプを見つけよう! (取材・文/中村英雄)
米国は世界でも有数のサマーキャンプが盛んな国だ。お泊まり型キャンプだけでも7000件を超え、その歴史は19世紀末にまでさかのぼる。ニューヨーク州北部キャッツキル自然保護区にある創立1885年の老舗キャンプと40年以上の提携関係を結ぶ日本語キャンプ「東京フロストバレーYMCA」の鳩山徹郎ディレクターは、サマーキャンプの醍醐味(だいごみ)をこう語る。
「米国のサマーキャンプは平均2週間と長いのが特徴です。その間、子供たちは親元を離れ、見知らぬ子と出会い、毎日の共同生活の中で自分の役割を与えられます。自分一人でやらなくてはならないことも多く、自然と責任感が芽生え、普段とは違う自分に気付くのです。キャンプで得る最大の収穫は『自分への自信』ではないでしょうか」。
東京フロストバレーのキャンプ内容は、水泳、ボート、ハイキングなどのスポーツからクラフト、料理、星空観察と充実している。
特に目玉は、キャンプ中盤に行われるスリープアウト(自然の中での野宿)。いずれも母体であるYMCAキャンプでアメリカの子供たちが体験するものと同じプログラムだ。「誰もが今までやったことのないアクティビティーにチャレンジします。最初はちゅうちょするけど仲間の応援があってできなかったことができるようになる。それが新しい自分発見につながります」と鳩山さんは言う。
英語が苦手でも安心
ちなみに、同キャンプでは日本語が「公用語」だ。アメリカンキャンプの枠組みの中で日本の習慣が体得できるのが特徴。「英語が喋れなくても心配無用です。日本語の学習時間を設けているわけではありませんが、部屋の掃除や食事の後片付けなどの共同作業を通して、海外生活で忘れがちな日本人としての行動様式が身に付きます」。
1セッションで90人ぐらい集まるキャンパー(参加者)は、8人前後のグループに分けられ、寝食を共にする。各グループには2人の年長リーダー(カウンセラー)が付く。「キャンプ経験が豊かで訓練も受けている18〜19歳ぐらいの青年らがカウンセラーです。彼らを中心に、各グループが家族同様に強い絆で結ばれた集団になります。カウンセラーはホームシックの年少者をなだめたり、日々の安全管理をしてくれる頼もしい存在です」。
キャンプでは携帯電話持ち込み禁止。ネットやゲームから隔絶された生活の中で子供たちは実際に体を使う遊びに興じ、温もりのあるコミュニケーションを自力で探っていく。コロナ禍で子供同士もギクシャクしがちな昨今、サマーキャンプは人間本来の対面交流を回復するのにうってつけの場だ。この夏はぜひ子供たちを大自然の中で過ごさせてみては。
鳩山徹郎さん
東京フロストバレーYMCAパートナーシップ、プログラムディレクター。
中学生時代に東京YMCAのスキーキャンプに参加したことで、キャンプのとりこに。
大学で教育学を専攻し、2005年に東京YMCAに就職。
主に、月例野外活動や長期休み中のキャンプなど、幼児から中高生を対象とした野外活動のディレクターとして従事する。
東京フロストバレーYMCA
サマーキャンプ
777 Westchester Ave., Suite 101
White Plains, NY 10604
TEL: 914-705-5434
tokyo-info@frostvalley.org
ymcatfv.org
オープンハウス開催
3月27日 & 4月10日午後1〜3時まで
詳細は電話で問い合わせるかHPでチェックしよう!
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